...浮城(うきしろ)...
泉鏡花 「瓜の涙」
...板子(いたご)一枚でも何千噸(トン)何万噸の浮城(フローチング・キャッスル)でも...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...難攻不落の浮城だ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...海を圧する浮城、飛行島!丁度そのとき、この飛行島戦隊に編入せられた巡洋艦、駆逐艦、水雷艇、潜水艦、特務艦などが合わせて四十六隻舳艫をふくんで飛行島のまわりに投錨した...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...浮城といった感じがする...
海野十三 「太平洋魔城」
...全く浮城(うきしろ)とはこのことです...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...そうしてようやくにしてまた明るい一帯の浮城をみるようになるのは明治三十年ごろからのことであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その主なるもののみを挙げるならば、東海散士柴四朗「佳人之奇遇」、「東洋之佳人」、矢野竜渓の「経国美談」、「浮城物語」、末広鉄腸の「雪中梅」、「花間鶯」、木下尚江の「良人の自白」、「火の柱」、内田魯庵の「社会百面相」等がある...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...四万噸の一大浮城(ふじょう)は...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...浮城(うきしろ)物語を愛読し...
夢野久作 「近世快人伝」
...中村正直(まさなお)訳の西国立志篇を読んだか読まぬかはまだ聞いた事がないが、いずれにしても杉山茂丸事、其日庵主(きじつあんしゅ)の智情意を培(やしな)った精彩が、右に述べたような漢学一(ひ)と通りと、馬琴、為永、経国美談、浮城物語、西国立志篇程度のもので、これに、後年になって学んだ義太夫の造詣(ぞうけい)と、聞き噛り式に学んだ禅語の情解的智識を加えたら、彼の精神生活の由来するところを掴むのは、さまで骨の折れる仕事ではあるまい...
夢野久作 「近世快人伝」
...泥湖(どろうみ)の中の浮城(うきしろ)は...
吉川英治 「茶漬三略」
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