...今度は歯の浮くような響がした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...一つ根に離れ浮く葉や春の水この句を立派な句だと自讃(じさん)するのではありませんが...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...そういう処へ出しゃばって歯の浮くような事をいいたがる連中が...
永井荷風 「妾宅」
...白い聖母像がすがすがしく逆光に浮く...
永井隆 「この子を残して」
...新しそうな言葉で歯の浮くように吹聴(ふいちょう)する...
中里介山 「大菩薩峠」
...宙に浮くと言っても...
中里介山 「大菩薩峠」
...真に身も浮くばかり泣き濡れましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――歯の浮くような阿諛を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……こんな歯の浮くようなことをいうと笑い飛ばされると思うから...
久生十蘭 「魔都」
...歯の浮くやうな唄をうたひ出して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...身も浮くばかりに思う傍から...
広津柳浪 「今戸心中」
...沈島は確実に浮く」どうやらハロルドがいない時に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...全くこの二席の空高く浮く昼月の美しさに比べ見て...
正岡容 「我が圓朝研究」
...けれども陸羽(りくう)一三二号(ごう)のほうは三割(わり)ぐらいしか浮く分がなかった...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...……ソレッ……というので漕ぎ付けるとサア浮くわ浮くわ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...酔っているのですぐ足が浮く...
吉川英治 「剣難女難」
...思ひは沈む恋は浮く”というのや“波の八島をのがれ来て...
吉川英治 「随筆 新平家」
...強(た)っても」「そのお覚悟ならば」「浮くか沈むか弦之丞が運の岐(わか)れ目」「ほんとに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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