...然し親切相に露骨になり此世以上のものを浮き立たせる...
千家元麿 「自分は見た」
...彼女の眼眸(まなざし)には人の心を浮き立たせるようなところがあった――アリョーシャはそれを感得した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...氣持を變に浮き立たせる樂音の渦卷...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...彼は心を浮き立たせるやうな雑談が何よりも好きで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...にぎやかなお祭りらしい心持ちに子供の心を浮き立たせるであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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