...浮かれの体とおいでなすって...
泉鏡花 「婦系図」
...月に浮かれて余りブラブラしていたので...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...大浮かれに人の心を浮かした方が好かりそうなもの」同伴の色の黒い...
江見水蔭 「備前天一坊」
...街を歩いていた幸太郎(こうたろう)という子供の帽子が浮かれだして...
竹久夢二 「風」
...花や月に浮かれてお歩きになつた事はございますけれども...
太宰治 「右大臣実朝」
...日本人でありながらロシア人やアメリカ人になったような気持ちで浮かれた事を満載した書物はよく売れると見えて有り過ぎるほどあるのに...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...みんなはきゃっきゃっとさかんに浮かれ騷いでいた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...昨夜は月待ちの人混みに浮かれて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思ひ切つて払つた金だけの値打のある面白さに浮かれてゐる...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...大人は熱して浮かれて...
ゲオルヒ・ヒルシユフエルド Georg Hirschfeld 森林太郎訳 「防火栓」
...上っ面の浮かれに過ぎないのだけれど...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...花に浮かれて隅田川――の唄のとおりで...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...昨夜の役者が一同で大浮かれさ...
水野葉舟 「遠野へ」
......
夢野久作 「髪切虫」
...「あな面白や」と浮かれきって...
吉川英治 「江戸三国志」
...孫権がいそいそ浮かれ気味の容子を見て...
吉川英治 「三国志」
...不浄な浮かれ女(め)の手に...
吉川英治 「親鸞」
...さてはやはり世の浮かれ男のようにこの前のことばも嘘であったかもしれぬ...
吉川英治 「親鸞」
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