...浮かない顔で聞いていた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...久美子は浮かない顔で考えこんでいたが...
久生十蘭 「肌色の月」
...やっぱり浮かない顔でした...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...今日は寅の日なのを思い出して毘沙門へお詣りに廻ったお初が戻ってくると妙に浮かない顔で何か思案事に心を奪われているという様子である...
矢田津世子 「神楽坂」
...姉も浮かない顔である...
矢田津世子 「父」
...お酌をして下さいな」源次郎は浮かない顔で徳利を持った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...少し浮かない顔で...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...二「たいへんな難役を背負ってしまった」傅士仁は浮かない顔で...
吉川英治 「三国志」
...黙然(もくねん)と浮かない顔で腕ぐみに沈んでいたが...
吉川英治 「親鸞」
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