...自己に同化し切らない外物に対して浪費する人をいうのだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...時間を恐ろしく浪費するものとしか思われない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...我々の忠勇の血をこれ以上無意味に浪費することをやめてもらいたい...
伊丹万作 「戦争中止を望む」
...渠は自分で浪費するのも割り合に多いと思つたから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...宿で降りこめられて旅費と時間とを浪費することは私のやうなものには堪へがたい...
種田山頭火 「旅日記」
...却つてその生命を浪費するやうな場合になることが多い...
田山録弥 「小説新論」
...美しい娘たちは楽しくその美を浪費する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...地方において年に千五百フランの定収入を浪費する...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...金を浪費することの無邪気な悦びと...
原民喜 「滑走」
...彼等は持つことが出来るものを浪費することで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その爲めに浪費する時間を思ふと――」この時...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...若い男どもが時間とお金を競馬に浪費するのを見ると悲しいね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...手慰(てなぐさ)みに浪費するお金のおかげで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...徒然に一年の長日月を経過するは一刻千金に折算して八百余万円を浪費するよりも惜しく思はるゝなり...
正岡子規 「読書弁」
...研究せざれば無用の冗費(じょうひ)のみ累(かさ)なりて人は空(むな)しく金銭を浪費するのみ...
村井弦斎 「食道楽」
...浪費するという意味である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かくして時間と精力とを浪費する...
柳宗悦 「北九州の窯」
...すなわちBはそれを浪費するかもしれず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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