...実に此放浪によつて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...戸浪は黙って軽く肯(うなず)いた...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...浪士を集めて兵力で争うという...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...ただ生死(しょうし)ともにわが妻は彼女(かれ)と思いてわずかに自ら慰めあわせて心に浪子をば慰めけるなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...なあ、浪...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...実に不思議な浮浪少年の精であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この半世紀を浪費しやすかったことは怖ろしいことである...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...あれからこれと数え立てられて一座の浪士は烟(けむ)に捲かれる...
中里介山 「大菩薩峠」
...近代人の社会性をはなれて原始の漂浪性に帰るのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いずれ一応はこの浪人の勧誘に応じて...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方は浪の非常に荒い時に行き...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...娘を捨てられて怒っている浪人者もいるぜ」「大里玄十郎か」「まアね」「そんな事を言ったって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つがもねえ素浪人が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...恐らく私が年をとり生活の波浪を凌(しの)ぐこと深ければ深いほど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さらに北西の風と浪(なみ)とが打ち返して南隣の迷惑の種を積むのである...
柳田國男 「地名の研究」
...「浪人の身で」と大和守は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...『それやあそうだが……』『してみれば、山越えして、奥多摩(おくたま)から武州(ぶしゅう)へ出るなんて、嶮岨(けんそ)な道をとって、しかも廻り道したりするよりは、江戸表へ寄らずに、真っ直に京都へ出てしまおうじゃないか』『中山道(なかせんどう)を取ってか』『いや、そう行くのは、誰も考える所だから、裾野へ出て五湖を横ぎり、東海道へ突き抜ける』『ウム、だが何っ方(ち)にしても、もういちど、市之丞(いちのじょう)様に会った上で――』と、云いかけた時、一方の浪人が、『叱(しっ)……』と、目くばせして、膝(ひざ)を小突(こづ)いた手が、衝立の陰にちらと見えた...
吉川英治 「夏虫行燈」
...他言(たごん)してくれては困る」「浪人はしても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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