例文・使い方一覧でみる「浩歎」の意味


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...山法師と双六の采と鴨川の水とのみ」と浩歎し給はざるを得ざりしにあらずや...   山法師と双六の采と鴨川の水とのみ」と浩歎し給はざるを得ざりしにあらずやの読み方
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」

...長々(ながなが)と浩歎(こうたん)の独白(どくはく)を述べた...   長々と浩歎の独白を述べたの読み方
芥川龍之介 「将軍」

...所謂衆生は秘かに汗ばみ所謂庶民は僅かに息吐(いきづ)き所謂人類は爪尖たてゝ苦悩の大地の垣根の辺(ほと)りに是を仰いで浩歎した...   所謂衆生は秘かに汗ばみ所謂庶民は僅かに息吐き所謂人類は爪尖たてゝ苦悩の大地の垣根の辺りに是を仰いで浩歎したの読み方
上里春生 「傾ける殿堂」

...不逞の徒よ(トレートル)」などと悲劇役者の台詞と身振を真似ながら両手を拡げて浩歎之を久しくする...   不逞の徒よ」などと悲劇役者の台詞と身振を真似ながら両手を拡げて浩歎之を久しくするの読み方
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」

...いくら巧に描いても繪は到底自然生えの杉の美しさには比ぶべくもないと浩歎を發して繪筆をとつて...   いくら巧に描いても繪は到底自然生えの杉の美しさには比ぶべくもないと浩歎を發して繪筆をとつての読み方
近松秋江 「伊賀、伊勢路」

...いまだゲルマンのごとくはなはだしき空論世界あらざるは吾人が実にゲルマン人民のために浩歎(こうたん)するところなり...   いまだゲルマンのごとくはなはだしき空論世界あらざるは吾人が実にゲルマン人民のために浩歎するところなりの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...吾人は欧州現今の形勢を視(み)て実に浩歎(こうたん)に堪えざるなり...   吾人は欧州現今の形勢を視て実に浩歎に堪えざるなりの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...あの人が好きなんですね」「何を言うのです」「憎めませんねえ」「嗚呼(ああ)……」兵馬は天を仰いで浩歎(こうたん)しますと...   あの人が好きなんですね」「何を言うのです」「憎めませんねえ」「嗚呼……」兵馬は天を仰いで浩歎しますとの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...浩歎(こうたん)の叫びを発しました...   浩歎の叫びを発しましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...お角さんが浩歎(こうたん)すると...   お角さんが浩歎するとの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...「美い女――君にはどうして、いい女か、醜(わる)い女か、それがわかる、まあ、いいや、勘でわかるとして置いて、事実、女もああなると凄(すご)いね」「まだ若いな」「若いにも、まだ嫁入り前なんだ、しかも、たまらぬ由緒のある女なんだ、あれを今晩、この座敷で拝もうとは思わなかった――しかも、あのしどけない寝巻姿の艶なるを見給え、迷うよ、仏でも迷うのは無理がないなあ」斎藤一が、二たび、三たび浩歎して、続いて物語るよう、「君、実際あの女は、仏を迷わした女なんだが、いいか、まあ、さしさわりのないその辺の京都名代の大寺の住職に毒水禅師というのがあったと思い給え、これは近代の名宗匠(めいしゅうしょう)で、会下(えげ)に掛錫(かしゃく)する幾万の雲衲(うんのう)を猫の子扱い、機鋒辛辣(しんらつ)にして行持(ぎょうじ)綿密、その門下には天下知名の豪傑が群がって来る、その大和尚がとうとう君、あの女にやられてしまったんだぜ」「いったい何者なのだ、処女か、玄人(くろうと)か、商売人か――」「何者でもない、単にその寺の門番の娘に過ぎないのだ...   「美い女――君にはどうして、いい女か、醜い女か、それがわかる、まあ、いいや、勘でわかるとして置いて、事実、女もああなると凄いね」「まだ若いな」「若いにも、まだ嫁入り前なんだ、しかも、たまらぬ由緒のある女なんだ、あれを今晩、この座敷で拝もうとは思わなかった――しかも、あのしどけない寝巻姿の艶なるを見給え、迷うよ、仏でも迷うのは無理がないなあ」斎藤一が、二たび、三たび浩歎して、続いて物語るよう、「君、実際あの女は、仏を迷わした女なんだが、いいか、まあ、さしさわりのないその辺の京都名代の大寺の住職に毒水禅師というのがあったと思い給え、これは近代の名宗匠で、会下に掛錫する幾万の雲衲を猫の子扱い、機鋒辛辣にして行持綿密、その門下には天下知名の豪傑が群がって来る、その大和尚がとうとう君、あの女にやられてしまったんだぜ」「いったい何者なのだ、処女か、玄人か、商売人か――」「何者でもない、単にその寺の門番の娘に過ぎないのだの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...浩歎駒隙過...   浩歎駒隙過の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...吾人は之が為に浩歎を発せざるを得ず...   吾人は之が為に浩歎を発せざるを得ずの読み方
山路愛山 「英雄論」

...彼等はこれを知らずして只徒(いたず)らに天を仰いで空しく世道人心の頽廃を浩歎(こうたん)しているのであります...   彼等はこれを知らずして只徒らに天を仰いで空しく世道人心の頽廃を浩歎しているのでありますの読み方
夢野久作 「鼻の表現」

...と浩歎(こうたん)した...   と浩歎したの読み方
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」

「浩歎」の読みかた

「浩歎」の書き方・書き順

いろんなフォントで「浩歎」


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