...浩さんの大きくなつた事!』と云はれて...
石川啄木 「葬列」
...「うむ――」と浩平は今は折れるしかなかった...
犬田卯 「米」
...翌くる日浩さんはまたやって来た...
犬田卯 「沼畔小話集」
...この人も文筆の人で角田浩々歌客(かくだこうこうかきゃく)と号した新聞記者の弟で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...張浩への加害者は仲毅生であることをやがて探知した...
豊島与志雄 「秦の出発」
...私にはあの浩瀚なローマ衰亡史の著者しか思ひ當らないのだが...
中島敦 「環礁」
...御爺さんも御父さんも浩さんも同居して眠っている河上家代々之墓である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...余は浩さんの事も忘れ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...しかし知らぬ女が花まで提(さ)げて浩さんの墓参りにくる訳がない...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...余はその時浩さんの事も...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...聞くところによると浩さんの家は紀州の藩士であったが江戸詰で代々こちらで暮らしたのだそうだ...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...吾輩はいつでもここへ出て浩然(こうぜん)の気を養うのが例である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...浩一郎さん母子に疑がかかりましたが...
野村胡堂 「古銭の謎」
...ニギリタケ一名カラカサダケ(Lepiota proceraQuel.)坂本浩然『菌譜』のニギリタケの図パンヤ我国従来の学者はインドのパンヤ(Panja)を木棉樹すなわち斑枝花(Bombax CeibaBurm.=Bombax malabaricumDC.)だと思い...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この今井君と角田浩々(かくだこうこう)歌客(かかく)の二人だけであった...
松崎天民 「友人一家の死」
...「それじゃこの志村浩太郎氏御夫婦が...
夢野久作 「暗黒公使」
...その志村浩太郎様の残念なお心持ちが...
夢野久作 「暗黒公使」
...夏侯尚も、韓浩も、ともに乗馬さえ見当らず、辛うじて徒歩で逃げて、一夜のうちに、せっかく取った陣のうち、三ヵ所まで奪取され、死傷の数もおびただしく生じた...
吉川英治 「三国志」
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