...途中荒れに逢って浜名で橋が半ば流れてしまった...
淡島寒月 「我が宗教観」
......
種田山頭火 「草木塔」
...浜名湖めぐり・いのちありて浜名湖(ウミ)は花くもりのさざなみ・遠江春まだ寒い焼鮒買はう・旅もやうやく一人になりて白い花まいにちあるくぼつぼつ茶摘もはじまつた低空飛行その下の畑打つ・若葉わけのぼるちかみちうまい水があつた一足千里の地下足袋ふんで春ふかく・花ぐもりの湖が見えたりかくれたり...
種田山頭火 「旅日記」
...鷲津(わしづ)より舞坂(まいさか)にかゝる頃よりは道ようやく海岸に近づきて浜名(はまな)の湖窓外に青く...
寺田寅彦 「東上記」
...時勢の変遷に従ひ名所絵も従来の「江戸名所東海道五十三次」は「東京横浜名所一覧図」(三世広重画)「東京名所三十六戯撰(ぎせん)」(昇斎一景画)などとなりぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...浜名の方に落ちた夕陽(ゆうひ)が赤々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...初秋の浜名湖(はまなこ)を渡って...
野村胡堂 「江戸の火術」
...宙を飛んで行ってみました」「誰と誰だ」「あっしと浜名屋の又次郎と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浜名屋の又次郎はどうした」「師匠に死なれて悄気返(しょげかえ)っていますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔なら「浜名の橋を渡るとて」といふ前書のあるべきこの歌である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...浜名の橋といふ平安の昔懐しい名所の橋だからそんな気がするのだらうか...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...浜名湖(はまなこ)周囲の村々ではショウロメシ...
柳田国男 「こども風土記」
...ヅクヅクシ摂津(せっつ)田辺町ヅクシ(ヅク) 尾張西春日井郡ヅンヅクシ 遠江浜名郡ヅクシ 同 森町ヅクヅクシ(ヅクシ) 佐渡外海府ヅクヅクス 盛岡市この通り多くの例は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...もう浜名湖の向うまで往っていた...
柳田国男 「山の人生」
...右手の麦畑の間から浜名の村へ入つて行つた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...浜名湖(はまなこ)の岸へでられます」「や...
吉川英治 「神州天馬侠」
...鏡(かがみ)のような入江をすべって浜名湖から外海(そとうみ)へとでてゆく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まだ自分が浜名湖(はまなこ)の漁師小屋(りょうしごや)にいて...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索