...たまぼこに君し来寄らば浅茅生(あさぢふ)にまじれる菊の香はまさりなむこれはいつ頃のことであったか明かでないが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
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内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...されば我邦の古(いにし)え猫を手飼の虎といえる事『古今六帖(こきんろくじょう)』の歌に「浅茅生(あさぢふ)の小野の篠原いかなれば...
南方熊楠 「十二支考」
...「いとどしく虫の音(ね)しげき浅茅生(あさぢふ)に露置き添ふる雲の上人(うへびと)かえって御訪問が恨めしいと申し上げたいほどです」と未亡人は女房に言わせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雲の上も涙にくるる秋の月いかですむらん浅茅生(あさぢふ)の宿命婦が御報告した故人の家のことをなお帝は想像あそばしながら起きておいでになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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