...「浅緑色の壁紙がとても落ち着く...
...「浅緑のダウンジャケットを買った...
...「庭に植えた浅緑の植物がきれいに育っている...
...「このクッションは浅緑の柄が可愛い...
...「浅緑の細工が施された銀のアクセサリーが欲しい...
...浅緑(あさみどり)の衣(きぬ)に同じ裳(も)をした……面(おもて)は...
泉鏡花 「印度更紗」
...地味な浅緑で凝(じ)つと塊(かたま)つてゐる...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...足下に流るる水を筆洗(ひっせん)に汲んで鼠色の雲を画き浅緑の岩を画く...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...それぞれ浅緑の若葉と...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...自然の色を持った若葦の浅緑の生々(いきいき)した葉裏などにその夏虫のとまっている所は...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...長い足は美しい浅緑色をしていた...
田山花袋 「田舎教師」
...白っぽい砂礫(されき)を洗う水の浅緑色も一種特別なものであるが...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...灰白色の山骨は美しい浅緑の草だか灌木(かんぼく)だかでおおわれている...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...その若葉の出はじめには実に鮮かに明るい浅緑色をしてゐて...
寺田寅彦 「木蓮」
...「浅緑り澄みわたりたる大空の広きをおのが心ともがな」...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...浅緑の深い色の空気...
中里介山 「大菩薩峠」
...道の枯草に浅緑も蘇返(よみがえ)らず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浅緑梨の若葉のそよぐ頃轎して入りぬ千山の渓湯崗子温泉から東方五里の処に千山がある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...くれなゐの涙に深き袖(そで)の色を浅緑とやいひしをるべき恥ずかしくてならない」と言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの神秘に近い林の底の浅緑...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...又は浅緑の晴々とした色をして居た...
柳田國男 「夢と文芸」
...浅緑の糸を縒(よ)って...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...浅緑に染めて垂らしたという現わし方は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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