...そして浄めのお水を差しだすと...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...浄めのお水をかける道具に指を触れた...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...この主客二人の思を浄め...
薄田泣菫 「木犀の香」
...世界が終わりになったと信じて似たような浄めの行動をしてきた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...人をして宇宙のうちにあってその心を浄めて神聖化し...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その浄める手を止めて婦人の方に押し出すように呟いた低い嗄(しわが)れ声であった...
橘外男 「逗子物語」
...とかく飲みすぎ食べすぎる胃腸を浄めるためにも...
種田山頭火 「其中日記」
...もう自分の穢れを洗い浄めることはできない……〉だが...
久生十蘭 「金狼」
...魔薬の力が彼等のまなざしを浄めて以来...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...前者は濁れる涙を猛烈に外に注ごうとするに反して後者は輝ける涙をもって自己の魂を洗い浄めようとする...
三木清 「語られざる哲学」
...馬より下って口手を洗い浄め...
南方熊楠 「十二支考」
...天帝を拝みに来る諸天神の足を浄める役にされたが...
南方熊楠 「十二支考」
...七月はさやに来れど故しらに人はなほ疾み日過ぎ来し白雲の野はさびしくも掃き浄めらる...
宮沢賢治 「看痾」
...それはまず浄火と云うもので浄めなくてはならないからである...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...浄められたる海少女等よ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...その罪を浄めてやるから舌を出せ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...山伏の神祓(おはら)いで浄められて...
夢野久作 「巡査辞職」
...徳の邸でも、はや門を開かせ、掃き浄めた道を、やがて主人が郎党を従えてきた...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??