...世界の天皇と仰がれるに至っても日本国は盟主ではありません...
石原莞爾 「最終戦争論」
...そしてドイツのモルトケ将軍は日本陸軍の師表として仰がれるに至った...
石原莞爾 「戦争史大観」
...天下の大富豪と仰がれるようになったのは全く椿岳の兄の八兵衛の奮闘努力に由るので...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...先進市川及び古川と聯(なら)んで露語の三川と仰がれるまで悦服された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...雪のはげた山稜が仰がれる...
辻村伊助 「登山の朝」
...俄に広く打仰がれる空には銀河の影のみならず...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...のけぞるように仰がれる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...金州城外立二斜陽一」の句ありていよいよ乃木将軍の人格が仰がれるのである...
西田幾多郎 「我が子の死」
...お城の楼台が仰がれる...
本庄陸男 「石狩川」
...わが 小さい体の下にも強い大地があるを感じ空は 猶高く、仰がれる...
宮本百合子 「五月の空」
...星はキラキラ仰がれるのに...
吉川英治 「上杉謙信」
...森と木の間の石段が高く仰がれる麓であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...太子曹叡(そうえい)は次の大魏皇帝と仰がれることになった...
吉川英治 「三国志」
...新田小太郎義貞の威とも光彩とも仰がれる一種の魅力ではあったであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...まばらな灌木(かんぼく)が仰がれる...
吉川英治 「私本太平記」
...十数坊の大屋根が仰がれるだけで...
吉川英治 「新書太閤記」
...あ――と仰がれる絶壁だし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...吉良家の塀が高く仰がれる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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