...下暗い木立の奧がこんもりと仰がれる...
石川啄木 「鳥影」
...世界の天皇と仰がれるに至っても日本国は盟主ではありません...
石原莞爾 「最終戦争論」
...そしてドイツのモルトケ将軍は日本陸軍の師表として仰がれるに至った...
石原莞爾 「戦争史大観」
...九十の老齢で今なお病を養いつつ女の頭領として仰がれる矢島楫子刀自(やじまかじことじ)を初め今は疾(とっ)くに鬼籍に入った木村鐙子(とうこ)夫人や中島湘烟(なかじましょうえん)夫人は皆当時に崛起(くっき)した...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...雪のはげた山稜が仰がれる...
辻村伊助 「登山の朝」
...俄に広く打仰がれる空には銀河の影のみならず...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...のけぞるように仰がれる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...縁から仰がれるくらいに余分の地面を取り込んでいた...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...お城の楼台が仰がれる...
本庄陸男 「石狩川」
...歌聖と仰がれる人でもみなこの誤りをあえてしているから...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...歌聖と仰がれる人でも皆この誤りをあえてしているから...
牧野富太郎 「植物記」
...涙ぐましく仰がれるように思う...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...新田小太郎義貞の威とも光彩とも仰がれる一種の魅力ではあったであろう...
吉川英治 「私本太平記」
...まばらな灌木(かんぼく)が仰がれる...
吉川英治 「私本太平記」
...あ――と仰がれる絶壁だし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...師などと仰がれる身ではございませぬが」「そして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「新免武蔵居士之塔」と仰がれる碑面の右の後ろ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...百年もまつりの絶えていた山の木々を透いて仰がれるのも歓びだった...
吉川英治 「源頼朝」
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