...彼は最近、仕事に流連して忙しいようだ...
...流連の癖があるので、彼女はなかなか決断ができない...
...弟は流連して遊んでばかりで、勉強しなくてはいけないのにやる気がない...
...海外旅行が好きで、あちこち流連することが彼女の楽しみだ...
...あの折シヨペンハウエルが万亭(まんてい)の二階で流連(ゐつゞけ)をしてゐなかつたのは君に取つて勿怪(もつけ)の幸福(しあはせ)であつた...
薄田泣菫 「茶話」
...己等の樣な貧乏人が遊ぶにはいゝ處だ」などゝ言つて流連(ゐつづけ)などすることもある...
高濱虚子 「俳諧師」
...近くの町の料理屋で流連(ゐつゞけ)するのである...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...湯田中に流連(ゐつゞけ)して...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...浮月に流連(いつづけ)していたの...
徳田秋声 「縮図」
...いかに酒池肉林・流連荒亡の楽しみをなすもただ生活の愉快を感ずるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...翌日は雨が降ったのでやはり流連して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...新宿あたりで流連(いつゞけ)をしてゐる樣子だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この脇坂の中間部屋(ちゅうげんべや)にこれでもう十日ばかり流連荒亡(るれんこうぼう)している...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この松平佐渡守の中間部屋に流連荒亡(りゅうれんこうぼう)している...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...」私は村の居酒屋におしあがつて酌婦相手の流連(いつゞけ)をしたり...
牧野信一 「熱い風」
...――随分と思ひ切つた悪計なども現れて「質屋へ用達中」とか「流連中(いつづけちう)」とかは未だしもであつたが...
牧野信一 「女に臆病な男」
...前夜は流連(いつづけ)をして...
柳川春葉 「一つ枕」
...まずいオイランを買って流連(いつづけ)した気で思い切る事になる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...数日前から流連(いつづけ)していた二見の茶屋から...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...私はなにも私の放蕩流連をきわめた若い日を恋わんがために紅梅を欲しがっていたわけではないが...
吉川英治 「紅梅の客」
...だだら遊びの流連(いつづけ)が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...流連(いつづけ)の酒のあいだに...
吉川英治 「平の将門」
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