...彼は最近、仕事に流連して忙しいようだ...
...流連の癖があるので、彼女はなかなか決断ができない...
...弟は流連して遊んでばかりで、勉強しなくてはいけないのにやる気がない...
...海外旅行が好きで、あちこち流連することが彼女の楽しみだ...
...昼流連(ひるながし)...
泉鏡花 「婦系図」
...」「どこにゐるのだ?」「幾代(いくよ)で流連(ゐつづけ)してゐるらしい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...若い沼南が流連荒亡した半面の消息を剔抉(てっけつ)しても毫も沼南の徳を傷つける事はないだろう...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...妹株になつてゐる梅代といふ女郎が流連(ゐつゞけ)の客が今漸く飮みつぶれて寢てしまつたといふので...
高濱虚子 「俳諧師」
...五日も六日も流連(ゐつゞけ)して帰らぬので...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...流連(ゐつゞけ)して更に家に帰らうとも為なかつた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...そしてまた幾日も二人で流連(いつづけ)していた...
徳田秋声 「足迹」
...いかに酒池肉林・流連荒亡の楽しみをなすもただ生活の愉快を感ずるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...新宿あたりで流連(いつゞけ)をしてゐる樣子だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後で遊びに行きますから」「東雲(しののめ)さんの吉(きッ)さんは今日も流連(なが)すんだッてね」と...
広津柳浪 「今戸心中」
...私なんざア流連(いつづけ)をする玉でないんだから...
広津柳浪 「今戸心中」
...」私は村の居酒屋におしあがつて酌婦相手の流連(いつゞけ)をしたり...
牧野信一 「熱い風」
...――随分と思ひ切つた悪計なども現れて「質屋へ用達中」とか「流連中(いつづけちう)」とかは未だしもであつたが...
牧野信一 「女に臆病な男」
...六つも年上の女の許に流連(ゐつゞけ)した時の場面が先づ目の前に浮んで來る...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...明け暮れロ市内の酒場に流連(いつづけ)し...
夢野久作 「暗黒公使」
...「おやじのシャッポ(ポコペンとか駄目とかいう意味)がホームラン(流連(いつづけ)のこと)」だの...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...流連(いつづけ)していた...
吉川英治 「松のや露八」
...――ゆうべから流連(いつづ)けの客二人に母娘(おやこ)二人...
吉川英治 「宮本武蔵」
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