...年齢を重ねるごとに、何か一つに流祖たくなくなってきた...
...「甲源一刀流祖逸見(へんみ)太四郎義利孫逸見利泰(よしとしそんへんみとしやす)……」筆太に記された文字を...
中里介山 「大菩薩峠」
...武術流祖録中に立派に存在する意義ある一流...
中里介山 「大菩薩峠」
...流祖の反町無格(そりまちむかく)のことですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかなか敬服すべきものがあったねえ――その流祖の鶴見というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...天然理心流の一派の家元といえば武芸流祖録には出ているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...天保十一年の晩春、十一代将軍家斉の治下で、江戸の風物は熟れた果物のように、甘酢ぱく頽廃し切った時のこと、私の為には流祖、人形師としては、古今の名人と言われた松本鯛六――一名大六雲鼎(うんてい)は、鑿一挺で大変なものを拵えてしまったのです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...外記流の流祖である...
久生十蘭 「ひどい煙」
...卑しくも流祖としての責任をそのまゝに放棄してしまつて...
正岡容 「巣鴨菊」
...天保版の武道流祖録によると...
山本周五郎 「松林蝙也」
...現代の能楽師の如く流祖代々の鴻恩(こうおん)を忘れて...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その林崎甚助といふ流祖を祀つたもので...
吉川英治 「折々の記」
...林崎夢想流といふ拔刀(居合)の流祖林崎甚助重信などは...
吉川英治 「折々の記」
...林崎(はやしざき)夢想流という抜刀(居合)の流祖林崎甚助重信などは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...林崎流の流祖伝として伝えられている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...流祖勢源の直弟子のように後に誤記されたのではなかろうかと思う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...正面に、武神、流祖、ふた柱を祀(まつ)って、神酒(みき)をあげる...
吉川英治 「松のや露八」
...さ、斬るなら斬ってみろ」「き! 斬るぞ」「斬れっ、何も、断るにゃ及ばねえや」「おれを知らんか」「知ってるもんか」「越前宇坂之庄、浄教寺村の流祖、富田五郎左衛門が歿後の門人佐々木小次郎とはわしのことだ」そういったら逃げるだろうと思いのほか、相手は、ふき出して、又八のほうへ尻を向け、矢来のうちのガチャ蠅(ばえ)を呼び立てた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...流祖の遺業をして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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