...横顔で亭主を流眄(ながしめ)...
泉鏡花 「歌行燈」
...流眄(しりめづかい)をするのであった...
泉鏡花 「婦系図」
...今は流眄(しりめづかい)もしなくなったので...
泉鏡花 「婦系図」
...と流眄(しりめ)にかけて...
泉鏡花 「婦系図」
...」と美しく流眄(ながしめ)に見返った時...
泉鏡花 「婦系図」
...だから左大臣が羨望(せんぼう)に堪えぬ顔つきをして簾の奥へ流眄(ながしめ)を送ったのを見ては...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...男自慢の青年共の流眄(ながしめ)も口説も...
中島敦 「南島譚」
...チラリと土蔵のほうへ流眄(ながしめ)をくれながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...馬のほうへ流眄(ながしめ)をつかいながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...板壁に頭を凭らせて陰気に煙草の煙を吹上げている廿歳ばかりの中形美人の方へ流眄(ながしめ)をし...
久生十蘭 「魔都」
...額に瘤のある男がじろりと相手の顔へ不機嫌さうな流眄(ながしめ)をくれながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...流眄(ながしめ)を送って...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...生れつき流眄(ながしめ)を使う浮薄な...
宮本百合子 「アンネット」
...他の一人がこっちにチラリと流眄(ながしめ)をくれ...
宮本百合子 「刻々」
...それがつまらぬ流眄(りうべん)は不用意だつた...
三好達治 「銀座街頭」
...呆気にとられて流眄(ながしめ)に見ている! ゴーゴリおお露西亜よ汝は飛ぶ...
百田宗治 「露西亜よ汝は飛ぶ」
...己の懐に抱かれていながら隣の男を流眄(ながしめ)に見る女か...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ジロリと流眄(ながしめ)をくれた忠房は...
吉川英治 「剣難女難」
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