...軍規と齟齬せざる限り...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...二人の間の愛情が齟齬(そご)を来(きた)した...
太宰治 「ろまん燈籠」
...凡ての計画が齟齬(そご)してからは...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...その間に齟齬のあることがあり...
津田左右吉 「歴史とは何か」
...たとえ具体的にはいかに現在の科学と齟齬(そご)しても...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...何卒以御書面私共より魯西亞人へ挨拶及置候趣と齟齬仕候儀無之樣仕度候...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...侯は大に目的の齟齬したのを失望したに相違ない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一種の齟齬(そご)を感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いろんな齟齬(そご)のうちに...
林芙美子 「浮雲」
...言行齟齬(そご)するとは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...さればこの議論と実業とは寸分も相齟齬せざるよう正しく平均せざるべからざるものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...しかしそのタチバナなる名称は全く名実が齟齬(そご)していて昔タチバナと称したものは断じてこの品ではないのである...
牧野富太郎 「植物記」
...何分数齟齬いたし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また働きに対する報酬の齟齬(そご)をこれ以下に忍ばねばならないと云(い)ふことが怖(おそ)ろしい禍(わざはひ)でないでせうか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...根本から齟齬(そご)を来してしまった...
吉川英治 「三国志」
...浮橋を焼く計もことごとく齟齬(そご)いたして...
吉川英治 「三国志」
...却って一族の和を齟齬(そご)しはじめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...もちろん今度は齟齬(そご)なきように...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??