...春代は流れ流れて大阪に来たが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...流れ流れてゆくすゑは...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...流れ流れて両国川に入つて来たのだといふ事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...流れ流れて止(や)みません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...……流れ流れて東京に着いたというんだね...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...下水の落合って川となった流れは道に沿い坂の麓(ふもと)を廻(めぐ)り流れ流れて行く中(うち)に段々広くなって...
永井荷風 「日和下駄」
...常州水戸……ではない土浦生れが流れ流れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...流れ流れて来た流浪人としても...
中里介山 「大菩薩峠」
...流れ流れて行くものを認めないわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...舟だけが浮び流れ流れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...流れ流れてありにけり...
中原中也 「在りし日の歌」
...◇わいたわいたわいた川からわいたわいてこぼれて須川へ流る流れ流れて吾妻川へもまれもまれて大利根川へごんぼごんぼごんぼこぼれてわいた草津温泉の名物湯の平温泉から山を一つ越えると『お医者さんでも草津の湯でも……』の草津温泉である...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...流れ流れて江戸へ参り...
野村胡堂 「禁断の死針」
...流れ流れて加州へ入ったのは今から三十年も前のことです...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...流れ流れてこの藍染座に一時籠城...
山本笑月 「明治世相百話」
...中国筋を流れ流れて大阪へ着いた二十五の年に...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...みじめな彷徨(さまよ)いを続けた後(のち)流れ流れて...
吉川英治 「江戸三国志」
...かたのごとく流れ流れてきたすえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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