...皆ただ一人流されたように...
芥川龍之介 「俊寛」
...こゝの温泉も河津浪で流されたばかりで...
石川欣一 「山を思う」
...今度の洪水で稲田を悉く洗い流されただけに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...伊豆の大島へ流されたるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...流されたり停(とま)ったりして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その橋は洪水のあるたびごとに流された...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...といふのは蘇東坡(彼は南方へ流された)だが...
中島敦 「環礁」
...流されたばかりでなく...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...三宅島へ流されたのは四年前の夏...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕環(うでわ)が洗ひ流されたか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...海へ突き流されたか――たった一ツ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...親鸞もその一人として僧侶の資格を奪われて越後の国府に流された...
三木清 「親鸞」
...この人は始めレスボス島に流されたのであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死躰(したい)は海へ流されたのだろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...だいぶ風が出て斜めに流されたが...
山本笑月 「明治世相百話」
...墨痕淋漓(ぼっこんりんり)と書き流された達筆な文字...
吉川英治 「剣難女難」
...「先年――佐渡ヶ島へ流された日野資朝卿(すけともきょう)も...
吉川英治 「私本太平記」
...薩摩の孤島へ流されたが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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