...よほど活眼を以(もっ)てバイブルに対しないと...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...くれぐれも読者が名称などに捕えられず、活眼を開いて、この貴重なる一章を味読されんことを切望する...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...彼れは向象賢とは別で、支那系統の人で、而(しか)も若い時支那で学んだ人であるが、彼れの活眼なる、夙(つと)に沖縄の立場を洞察して、向象賢の政見を布衍(ふえん)しています...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...若し活眼を開らく時があつたら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これ実に君の活眼大いにここに見るところあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...おもうに世の活眼家はこの道理をたやすく承認すべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...活眼の士は大学から生まれない」とか「博士を学界の名産と心得るのは...
夏目漱石 「三四郎」
...幾多の書を読み、幾多の事物に接し、虚心平気、活眼を開き、もって真実のあるところを求めなば、信疑たちまちところを異にして、昨日の所信は今日の疑団となり、今日の所疑は明日氷解することもあらん...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...願くば我國人も今より活眼を開き...
福澤諭吉 「肉食之説」
...その自然の上に活眼を開きたる時の第一句が蛙の句なりしは偶然の事に属す...
正岡子規 「古池の句の弁」
...遠山侯之全象活眼此也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...矢代は棚から活眼のある古硯を降ろして眺めた...
横光利一 「旅愁」
...これが活眼というものだよ...
横光利一 「旅愁」
...――即ち将の采配は、十方無碍(むげ)の活眼でとる、活眼とは、心の眼(まなこ)...
吉川英治 「大谷刑部」
...――なぜか? 義貞に戦機をつかむ活眼がなかったからともいいきれない...
吉川英治 「私本太平記」
...武松は知っていたわけではないが、活眼、虎の虚(きょ)を察するやいな、こんどは彼から跳びかかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その人の眼は生来自由に度を変更し得る天才的な活眼である...
和辻哲郎 「能面の様式」
...誰でもがそういう活眼を持つというわけには行かない...
和辻哲郎 「能面の様式」
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