...活発な足どりで連隊長の室を出ていった...
海野十三 「空襲警報」
...もとの如き活発なる勇士となるを信たり...
高木敏雄 「比較神話学」
...不活発な女のやうな者をあなたは屹度おきらひでせうウフフフ」なに故か糸子はあはてゝ顔をあからめ「アラ私は花園女史をすきだとは申しませんよ」今宮はわらひながら「ナニお好だつてわるいとは申ません」「イヽヱ好では御座いませんがあなたこそ私みたやうな陰気なものは...
田澤稲舟 「五大堂」
...もうそう活発な遊戯を演ずる事がなくなってからは...
寺田寅彦 「備忘録」
...他の文化諸領域といつも活発な交渉を保っている...
戸坂潤 「技術の哲学」
...やや常軌を逸したきわめて親しみ深い活発なお人よしだったからである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やさしい心と活発な知力とをそなえていて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...マグロアールは背の低い肥った活発な女である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...普通のいずれの青年を取ってみても、いかに貧しかろうとも、その健康、力、活発な歩調、輝ける目、熱く流るる血潮、黒き髪、あざやかな頬(ほお)、赤き脣(くちびる)、白き歯、清き息、などをもってして、彼は常に老いたる帝王のうらやむところとなるであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...最近三十年間の特に活発な工事によって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一つの新しい活発な商業都市を作り出した...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...また活発な報道をはじめていた...
久生十蘭 「金狼」
...αはその不活発な状態から...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ただその人の活発なる才智の働きと正直なる本心の徳義とをもってしだいに積んで得べきものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今この陋(いや)しき習俗を脱して活発なる境界に入り...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...なるたけ流暢(りゅうちょう)にして活発ならざるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この頃の女学生は活発な歩き方をするので...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...私は何でも御供致しますよ」と凜(りん)とした活発な声で熱心に話す顔を見ると...
夢野久作 「白髪小僧」
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