...迚(とて)も痛切なる自覚せる結果に依つて獲得したる制度なり習慣なり権利でなくては真に獲得者が之を我物として活用する事は不可能である...
有島武郎 「狩太農場の解放」
...総て兵器工業は民間事業を特に活用するを要するものと信ずる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それを私の場合に活用する途(みち)はないでしょうか...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...フィルムにして始めて生ずる可能性を活用するためには...
寺田寅彦 「映画時代」
...この手段を活用することこそが技術家の歴史的使命でさえあると空想する*...
戸坂潤 「技術の哲学」
...地方読者はブック・レヴューを最もよく活用する人だ...
戸坂潤 「読書法」
...一朝平和工業にこれを活用するに至らば...
長岡半太郎 「ノーベル小傳とノーベル賞」
...もっと科学を活用することも...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...まだ科学の知識を活用するところまでは行っていないので...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...まだ科学の知識を活用するところまでは行っていないので...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...活用する語にはいくつかの違った形があるが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...五十韻は日本語を活用する文法の基(もとい)にして...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...私はこの簿記法を実地に活用することが出来ぬのみか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...他日必ずこれを活用するの時あらん」と言われたので...
穂積陳重 「法窓夜話」
...何人もその方面の知識を多く蓄へて居て生活上に活用することが肝要である...
松村任三 「大植物圖鑑」
...これからさきも何とかしてこの語を活用するの他はないだろう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...この特長を活用するところに日本画家の誇りも存するのであろう...
和辻哲郎 「院展遠望」
...しかも意義ある記録を残し得るほどにはそれを活用することができなかった)...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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