...彼女はとても活弁で、話し上手な人です...
...あの営業マンは、口が上手くて活弁なので、お客様から好かれています...
...演説コンテストで優勝したのは、内容はさることながら、彼の活弁さが勝因だったと言われています...
...あの政治家は、国会での弁論が上手く、とても活弁であると評判です...
...故人は生前、活弁の才能を生かして、ラジオ番組の司会や講演会の講師などで活躍していた...
...芝居のせりふや活弁の文句でかき廻してしまふのだ...
有島武郎 「骨」
...熊谷が活弁の口調で云いました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...下手(へた)な活弁を労したり...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...そうして始めていわゆる活弁なるものを聞いて非常に驚いて閉口してしまって以来それきりに活動映画と自分とはひとまず完全に縁が切れてしまった...
寺田寅彦 「映画時代」
...今でも自分には活弁の存在理由がどうしても明らかでないのである...
寺田寅彦 「映画時代」
...お半二度左褄(ひだりづま)取る気やらまた晴れて活弁(かつべん)と世帯でも持つかその後(ご)の事はさっぱり承知致さず...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...活弁(かつべん)に血道を上げるとは実にお話にならない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...活弁既に警察の試験を受く芸者俳優落語家講談師浪花節語も宜しく試験すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...「古川緑波・徳川夢声等とゝもに活弁だった」としてある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...山野一郎君の「なつかしの活弁ジンタ」が音楽入りで「ラジオ東京」から放送され...
正岡容 「わが寄席青春録」
...俺の上衣じゃ」「儂のは」「お前のは……」○芝居の台詞を活弁の口調で言う兵「近衛後備歩兵第一聯隊長須知源二郎聯隊を代表して謹んで奏上し奉る...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...映画の初興行と活弁ヴァイタスコープ時代から今全盛の活動写真...
山本笑月 「明治世相百話」
...無論まだ活弁はいない...
山本笑月 「明治世相百話」
...彼女は向家(むかい)の蕎麦屋(そばや)にいる活弁上りの出前持を使って電話をかけさせておったものだそうで...
夢野久作 「少女地獄」
...第一は最初から生活難の背景、又は商売的の意味を持ったもので、男性では俳優その他の芸人、外勤員、祈祷師、各種の治療師、活弁、呉服屋、ボーイ等の男淫売式(サイドビジネス)? の「不良」、又女性ならば職業婦人の第二職業、女優、女給、芸者、半玉、魔窟の女なぞが発揮するアレである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...不良少年で一番多いのは矢張り学生で、その次が会社員、ボーイ、活弁、俳優、苦学生の順らしい...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ところで吾輩みたいな田舎活弁の...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...眼の前の山々に猥雑な名前を附けながら活弁マガイの潰れ声で説明するヒョーキン者もいる...
夢野久作 「爆弾太平記」
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