...空想世界を――活かすことによつて自ら活きる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...現在のベストに活きると共に現在のベストに對する疑惑を感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺は此祈りに活きる事の外...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...」「大丈夫、」と話は済んだように莞爾(にっこり)して、「昔から媒酌人(なこうど)附の縁談が纏まらなかった為に、死ぬの、活きるの、と云った例(ためし)はありません...
泉鏡花 「婦系図」
...」「どう違ひます?」「活きる奴のは悲痛だ――死ぬ奴のはぼけてる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...悲痛な間は活きる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...見るものは芸ではなくして活きる力である...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...つかった丈の気を活きるところもあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...不覊塵累」が活きるのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼に彼自らを知らせ彼によく死しよく活きる道を学ばせる論説...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...工藝は無銘に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...没我に活きる工藝は個性の主張に止まることができぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...一つは個性に活きるもの...
柳宗悦 「工藝の道」
...しみじみ彼の気持に活きることができる...
柳宗悦 「工藝の道」
...他の心に活きるわれのみがあるのである...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...美に活きる藝術である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...作る器においては既に彼岸(ひがん)の世に活きる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...天授の質に活きることである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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