...」「大丈夫、」と話は済んだように莞爾(にっこり)して、「昔から媒酌人(なこうど)附の縁談が纏まらなかった為に、死ぬの、活きるの、と云った例(ためし)はありません...
泉鏡花 「婦系図」
...」「どう違ひます?」「活きる奴のは悲痛だ――死ぬ奴のはぼけてる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...若い自由な思想に活きるよりはヨリ以上に国士的壮図の夢を見ていた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...活きる力をなくしたものであって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ことに死ぬるか活きるかと云う運命丈(だけ)に興味を置いて居ると自然と余裕はなくなってくる...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...遂に最も主題の活きる形での表現をし得ないというところ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つかった丈の気を活きるところもあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自然の大我(だいが)に活きるのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...工藝の美はわけても地方色に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...一つは創造の自由に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...一つは個性に活きるもの...
柳宗悦 「工藝の道」
...よき工匠は自然の意志に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...作はかくて意識に発し意識に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...美に活きるものは等しく協団を求める...
柳宗悦 「工藝の道」
...共に活きることの幸福を熟知していた...
柳宗悦 「工藝の道」
...どうして吾々は人情のままに活きる事が出来ないのであろうか...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...美はそこに温かく活きるのである...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...濃く活きる故の型なのであります...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
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