...凡ての存在と融合して活きる事に對する憧憬が俺の人格の中に深く根據を据ゑてゐるからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...此の如き豫想に活きる事の痴愚を極めてゐる事を知るのみである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...故に俺が俺自身の内面的必然性に從つて活きる事は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...靜かな四邊の景色も活きる樣だ...
石川啄木 「鳥影」
...「然しそれでこそ人生は活きる價値があるのだ」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...若い自由な思想に活きるよりはヨリ以上に国士的壮図の夢を見ていた...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...同時に活きるべくあせつた...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...よき作は天然よりの施物に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...工藝の美は共に活きる心から生れる...
柳宗悦 「工藝の道」
...単純な工程にこそ最もよく自然の力が活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...しみじみ彼の気持に活きることができる...
柳宗悦 「工藝の道」
...だが私たちは知識の時代に活きる...
柳宗悦 「工藝の道」
...すでに意識の時代に活きる私たちはかかる任務をもつと云えないであろうか...
柳宗悦 「工藝の道」
...自然に任ずる是等の作も自由の境に活きる...
柳宗悦 「雑器の美」
...他の心に活きるわれのみがあるのである...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...美に活きる藝術である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...希くば精神に活きる私の多くの知友が...
柳宗悦 「民藝四十年」
...自然に任ずるこれらの作も自由の境に活きる...
柳宗悦 「民藝四十年」
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