...洵にさん/″\な目に逢ひたり...
大町桂月 「春の筑波山」
...両君の書斎が又愛書家にふさはしい洵に立派なものである...
辰野隆 「書狼書豚」
...而モ甘ジテ之ヲ為ス所以ノモノハ洵ニ国家生民ノ為ニ図リテ一片ノ耿耿竟ニ忍ブ能ハザルモノ有レバナリ...
田中正造 「直訴状」
...どんぐり老一洵居往訪...
種田山頭火 「一草庵日記」
...一洵無水和蕾の三君は居残つて...
種田山頭火 「松山日記」
...道後へ出かけようとしてゐるところへ一洵君来訪...
種田山頭火 「松山日記」
...夜は一洵居へ――柿の会出席、出席者は少なかつたけれど――月邨夫妻、一洵老、和蕾君、そして私の五人――おちついて、しんみりした会合だつた...
種田山頭火 「松山日記」
...晴れるほど暑かつた、一洵老来庵...
種田山頭火 「松山日記」
...今度は直ぐ他の銭のとれる師匠の所へ弟子入りをするといふ様な洵にどうも薄情な世渡りになつちまひました...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...言語も態度も洵(まこと)に純朴だが一旦国を論じ世を議するとなればその熱烈さには敬服した...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...洵に申し分のない歌ひ様で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...洵(まこと)に正説で...
南方熊楠 「十二支考」
...造化の絶對に對する生涯と人間の相對に對する生涯とに分ちたるは洵にさることなるべけれど...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...洵(まこと)に危急存亡の秋(とき)なるに...
森鴎外 「舞姫」
...洵吉の眼の前には...
蘭郁二郎 「魔像」
...今迄君に手伝って貰ったようなもんだよ」そんなことをいわれると洵吉は余計訊きたくてたまらなかった...
蘭郁二郎 「魔像」
...六それから洵吉は...
蘭郁二郎 「魔像」
...御免蒙るよ……)洵吉は...
蘭郁二郎 「魔像」
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