...実ははるばる日本から朝鮮の国を探(さぐ)りに来た加藤肥後守清正(かとうひごのかみきよまさ)と小西摂津守行長(こにしせっつのかみゆきなが)とである...
芥川龍之介 「金将軍」
...摂津守殿や安国寺殿よりずっと偉いのかも知れず...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...住吉の津守といふやうなのがありますが...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...一代に八千五百石の大森摂津守を見下すために...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...最早や無役の老旗本摂津守の上席に坐るのも遠くはあるまいと思われましたが――その年三月...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...艦長は時の軍艦奉行木村摂津守(きむらせっつのかみ)...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...摂津守の子は浪速(なにわ)で祓(はら)いをさせたいと願って自宅へ帰った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...物持(ものもち)で大塩家の生計を助けてゐる摂津守口村(もりぐちむら)の百姓兼質屋白井孝右衛門...
森鴎外 「大塩平八郎」
...摂津守(せっつのかみ)に任官して正篤と名のり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...太田(摂津守資次(せっつのかみすけつぐ))侯...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...光辰は家督相続をして摂津守に任じ...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...摂津守光辰さまであらせられます」「うん」光辰は頷いて重太夫に云った...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...「摂津守光辰はおれだ」と光辰は口のまわりを拭きながら云った...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...摂津守村重も、この一婦人には閉口のていだった...
吉川英治 「黒田如水」
...摂津守村重の悪夢をさましてやることが出来るかもしれません」「万一...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂津守の御好意とあれば」「…………」無言のまま武者たちは官兵衛を囲んで大廊下へ流れ出した...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂津守村重(せっつのかみむらしげ)に計り陥(おと)されるとは...
吉川英治 「新書太閤記」
...伊丹(いたみ)の城にたてこもった荒木摂津守村重(せっつのかみむらしげ)の孤立化こそ...
吉川英治 「新書太閤記」
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