...彼は北方の強たる革命軍を率ゐて洛陽に入れり、而して、洛陽は、彼等が住すべきの地にはあらざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...早々に帰洛なされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...洛北岩倉村へ出向いて不在...
中里介山 「大菩薩峠」
...のみならずかく物騒なのは洛外も洛中と同じことで...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...六月二十六日上洛(じょうらく)取り紛れ半ば...
南方熊楠 「十二支考」
...又反路(へんろ)には「雁断江天雪、梅開洛春、客中傷歳暮、況別故郷人」と云つて送つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その財物は皆、荷駄にして、例の通りわれわれの営倉へ送っておいたが」「近頃は人民どもも、金は埋(い)けて隠しておく方法をおぼえたり、商人なども、隊伍を組んで、俺たちが襲うまえに、うまく逃げ散ってしまうので、だんだん以前のようにうまいわけには行かなくなったなあ」「ウム、そういえば、先夜も一人惜しいやつを取逃がしたよ」「惜しい奴? ――それは何か高価な財宝でも持っていたのか」「なあに、砂金や宝石じゃないが、洛陽船から、茶を交易した男があるんだ...
吉川英治 「三国志」
...洛陽の市街に曝(さら)し首として...
吉川英治 「三国志」
...三吉平はもと洛陽の人で本草(ほんぞう)にくわしく...
吉川英治 「三国志」
...洛中の騒動たるや...
吉川英治 「三国志」
...洛陽の兵十五万をひきつれ...
吉川英治 「三国志」
...高氏が忍び上洛の途(と)に供をした傅役(もりやく)の若党...
吉川英治 「私本太平記」
...洛中へ行くばかはない...
吉川英治 「私本太平記」
...洛中をとりかえすことも...
吉川英治 「私本太平記」
...ばてれんの社会救済事業は洛中洛外の野や橋の下にいる貧民や病人にまで及んでいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...――もちろん上洛を遂げて...
吉川英治 「新書太閤記」
...義経の上洛のさいの事ではないと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...洛中の奪回をさえ意図していたのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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