...三であったであろう)の洗練された美しさもさることながら...
上村松園 「車中有感」
...高い教養もあり洗練された社交的の典雅さをも示して...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...洗練された都会人だ...
種田山頭火 「其中日記」
...いわゆる紳士ではなかつた……そのくせなんとなく身なりにかまわない学者らしく洗練された所があつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...小林のには洗練されたベランメイが装置されているだけに少しは苦み走って見えるのが取柄だろう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...相手の眼を見はらせずにはおかないような洗練された『表情』があった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...西蔵の刑術はおどろくほど洗練されたものだということを知るようになる...
久生十蘭 「新西遊記」
...洗練された会話にひそかに魅力をも感じた...
平林初之輔 「謎の女」
...洗練された奇矯な悪魔的なものである人...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...趣味の洗練された貴婦人として...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...使いに託してよこした夜着や衣服類に洗練された趣味のよさが見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...洗練された趣味は今も豊かで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この人も洗練された貴女のふうのある人であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...多少洗練されたところはあっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ものを言う気配(けはい)などに洗練された跡が見え...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかもそれが練達洗練された三昧に入っている所作である限り……その心境がその仕事に対して純一無雑である限り……そこに能楽の型と同じ真実味の横溢した「人間美」が後光を放っているではないか...
夢野久作 「「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能」
...透きとおる程に洗練された純美な調和を表現している美人の剥(む)き身(み)が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その洗練された生命の表現によって...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
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