...彼は洒落本を読みふけっていた...
...最近、洒落本を集める趣味ができた...
...江戸時代には洒落本が相当流行した...
...古い洒落本を見つけたので、楽しみに読んでいる...
...洒落本を読むと、気分が明るくなる...
...これは何も黄表紙(きべうし)だの洒落本(しやれぼん)だのの作者ばかりではない...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...黄表紙(きべうし)や洒落本(しやれぼん)もその中には幾多の問題を含んでゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...現に源内自らも後年になってたくさんの滑稽本(こっけいぼん)や洒落本(しゃれぼん)を著しているのですが...
石原純 「平賀源内」
...洒落本(しゃれぼん)...
石原純 「平賀源内」
...洒落本(しやれぼん)と云ふ其積(そのつも)りで申しませう...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...昭和の洒落本らしい話があるのだが「來訪者」には書かれてない...
木場貞 「來訪者のモデル」
...京伝(きやうでん)の洒落本(しやれぼん)流行(りうかう)せし時(とき)は勘当帳(かんだうちやう)の紙数(しすう)増加(ぞうか)せしとかや...
三文字屋金平 「為文学者経」
...私は日本の小説こそ京伝の洒落本(しゃれぼん)や黄表紙...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...彼が二十二歳のとき酔い泥屋滅茶滅茶先生という筆名で出版した二三の洒落本は思いのほかに売れた...
太宰治 「ロマネスク」
...三郎は父の蔵書のなかに彼の洒落本中の傑作「人間万事嘘は誠」一巻がまじっているのを見て...
太宰治 「ロマネスク」
...洒落本といふもの...
田山録弥 「西鶴小論」
...この年あたかも楽翁公の天下に令して奢侈(しゃし)の風を戒め洒落本(しゃれぼん)の作者を懲罰するあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...川添いの明(あかる)い二階家で洒落本(しゃれほん)を読む方がいかに面白かったであろう...
永井荷風 「すみだ川」
...洒落本などにその盛大さを傳へて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...洒落本などの類ひであつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...洒落本なんぞじゃあずいぶん使ってる手だ...
山本周五郎 「新潮記」
...師宣や鳥居派初期の古板絵入本など、たまたま出れば一枚看板で大したもの、すべて軟派物は草子類、洒落本、狂歌書、演劇書類など品払底のためたいていは珍本扱い、ことに歌麿、広重、北斎あたりの彩色入りは百円二百円と驚かされる...
山本笑月 「明治世相百話」
...もう湯気の中に洒落本(しゃれぼん)のだじゃれをまる呑みにしているような...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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