...外資系銀行を指す俗称として、「洋銀」が用いられることがある...
...業務上のやり取りなどで、洋銀と取引することが増えている...
...日本の銀行業界において、洋銀と日本銀行との関係には注目が集まっている...
...地方銀行が洋銀と提携することで業務拡大を図る取り組みもある...
...最近では、洋銀からの融資を受けた起業家が成功を収めるケースも増えている...
...外はまだ薄暮の光りが全く消えきらずに洋銀の色を流してゐた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...東洋銀行米国支店の頭取某(なにがし)氏の社宅では...
永井荷風 「一月一日」
...洋銀三枚がとこは出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...また涼しくも洋銀の柄にはしり...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...わが哀しみにくるめけるももいろうすき日のしたに白く光りて涙ぐむ洋銀の皿をたづねゆく草むら深く忘れつる洋銀の皿はいづこにありや...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...お高といへるは洋銀の簪(かんざし)で天神がへしの髷の下を掻きながら思ひ出したやうに力ちやん先刻(さつき)の手紙お出しかといふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...お高(たか)といへるは洋銀(ようぎん)の簪(かんざし)で天神(てんじん)がへしの髷(まげ)の下(した)を掻(か)きながら思(おも)ひ出(だ)したやうに力(りき)ちやん先刻(さつき)の手紙(てがみ)お出(だ)しかといふ...
樋口一葉 「にごりえ」
...交易所洋銀両替承(ドルりょうがえうけたまわり)の和泉屋五左衛門(いずみやござえもん)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...洋銀の丸蓋(クローシュ)をかぶせた大きな肉皿が出ていた...
久生十蘭 「だいこん」
...東洋銀行の事件を担当している捜査二課の神保係長と...
久生十蘭 「肌色の月」
...洋銀(メタル・ダルジェ)の小さなスプーン三個と...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...助五郎は洋銀の延べを器用に廻しながら「人気稼業の芸人衆だ...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...詰襟(つめえり)の制服に胸へ洋銀(ニッケル)の証章(バッジ)を付けた丸腰の警官隊が...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...船賃二人分洋銀二十枚...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...東洋銀行の小切手金一千円也を封入致しておきます...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...その事情はやはりこのホテルの会計方の一人で宇田川という男が東洋銀行員の一人と懇意なために...
夢野久作 「暗黒公使」
...その女は一昨十二日の午後一時きっかりに東洋銀行の表口へ俥を乗りつけて...
夢野久作 「暗黒公使」
...殊に東洋銀行から大金を引き出しながら落ち着いて出て行ったところ……又紙幣の包みを金と覚(さと)られぬように...
夢野久作 「暗黒公使」
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