...とてもこんな泰然としちゃいられはしない...
芥川龍之介 「路上」
...だから君のように泰然としていられるためには...
芥川龍之介 「路上」
...あの堤防上に亂鬪が起つたとして自分は果して泰然とこれを乘切ることが出來たであらうか? 苟も十字架を負うて社會運動に身を投じたと稱するものが...
石川三四郎 「浪」
...泰然と落着払って...
泉鏡花 「婦系図」
...いかにも金がたんまりあるかのように泰然と落着くことにした...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...泰然として云った...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...彼泰然として曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...もっと泰然とするか...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...洒然泰然と納まり返っていたものである...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...巨木の幹のように泰然と構えていまして...
豊島与志雄 「道標」
...予言者フランスがつっ立って泰然と構えているのを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今日泰然として銀座街頭のカッフェーに飲んでいても...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...三ツ山は泰然としてもとのごとく...
永井隆 「長崎の鐘」
...桶狭間(おけはざま)で泰然としていた信長...
中里介山 「大菩薩峠」
...泰然として待っているうちに...
中里介山 「大菩薩峠」
...泰然として坐りこんでみたものの...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも泰然と取り澄ましている...
夏目漱石 「三四郎」
...ただ泰然として動ずる色なく自己を持しただけだとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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