...どうしても狂印(きじるし)だね」「どうかしたのかい」「そんなに可愛(かわい)いなら、仏様の前で、いっしょに寝ようって、出し抜けに、泰安(たいあん)さんの頸(くび)っ玉(たま)へかじりついたんでさあ」「へええ」「面喰(めんくら)ったなあ、泰安さ...
夏目漱石 「草枕」
...御小僧さん」「泰安さんは死にはせんがな」「死なねえ? はてな...
夏目漱石 「草枕」
...死んだはずだが」「泰安さんは...
夏目漱石 「草枕」
...どうもただの女じゃないと思いました」「いやなかなか機鋒(きほう)の鋭(する)どい女で――わしの所へ修業に来ていた泰安(たいあん)と云う若僧(にゃくそう)も...
夏目漱石 「草枕」
...次に家に帰つた日に来り賀したものは、「元民、玄昌、玄高、養竹、養真、養玄、泰安、菊庵、立造、玄察、金左衛門、洞谷、理安、策、恒三、雄之介、祐道、勘兵衛、桑名屋、豊七等」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...元民は「九人扶持、准、皆川元民、三十七、」玄昌は「八人扶持、准、成田玄昌、二十六、」玄高は門人「成田竜玄次男玄高、」養竹は「十人扶持、御足八人扶持、医、森養竹、六十四、」養真は「五十俵、森養真、三十五、」養玄は「十三人扶持、書教授試補、岡西養玄改待蔵、三十一、」泰安は「十人扶持、御足十人扶持、医、鼓泰安、五十九、」菊庵は「十人扶持、御足五人扶持、医、鼓菊庵、五十四、」立造(りふざう)は「十人扶持、御足三人扶持、執、松尾立造、三十九、」玄察は「十人扶持、御足三人扶持、補、谷本玄察、四十、」金左衛門は「百四十石八十俵、内、藤田金左衛門、三十五、」若くは「百三十石、御宮掛、大林金左衛門、四十七、」洞谷は「十三人扶持、吉田洞谷、四十二、」理安(りあん)は「八人扶持、准、村上理庵、四十三、」策(さく)は「九人扶持、御足三人扶持、准、市岡策、四十二、」恒三は「九人扶持、桑田恒庵改恒介、六十、」若くは其子、雄之介は「五十俵、市令、内田雄之介、四十五、」祐道は「医、横田祐道、」勘兵衛は「十八俵、渡辺勘兵衛、三十一、」東安は「十八人扶持、医、三好東安、四十九、」銑三郎は「五十俵、大森銑三郎、三十、」高山(たかやま)は「二百二十石、高山郷作、三十一、」孫太郎は「五十俵、三富孫太郎、二十八、」顕太郎は門人「町医師、柳井顕太郎、」安貞は「二十俵二人扶持、前田安貞、三十二、」成安は「十二石二人扶持、医、三好成安、二十三、」全八郎は「十四石三人扶持、御料理人頭、上原全八郎、五十七、」貞白は「十人扶持、御足四人扶持、補、石川貞白、五十九、」平蔵は「村片平蔵、二十七」であらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小鼓(こつゞみ)は己巳席順の「十人扶持、御足五人扶持、鼓菊庵、五十四」で、同席順の「十人扶持、御足十人扶持、鼓泰安、五十九」の大鼓(おほつゞみ)に対(むか)へて言ふのであらうか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...泰安州(たいあんしゅう)の岳廟(がくびょう)に住む山伏と化け...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……天下の泰安州の岳廟に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泰安州(たいあんしゅう)の岳廟(がくびょう)で五岳楼が重修(ちょうしゅう)され...
吉川英治 「新・水滸伝」
...素ッ首をねじ切るぞ」「よろいはとうに泰安州(たいあんしゅう)へ行ってるさ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...先に泰安州へ行っちまったというわけだ……...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泰安州へ乗り込もうじゃありませんか」「そして」「李三(りさん)を捕ッつかまえる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泰安州へ帰るところさ」「そうかい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その赤丸の印(しるし)の小樽には泰安酒(たいあんしゅ)が半分ほどまだ残っているだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泰安州(たいあんしゅう)は東岳(とうがく)泰山の霊地がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泰安州へ行くには...
吉川英治 「新・水滸伝」
...泰安州(たいあんしゅう)東岳廟(とうがくびょう)の大祭で...
吉川英治 「新・水滸伝」
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