...仙場甲二郎の注進(ちゅうしん)によって...
海野十三 「少年探偵長」
...酒屋の喜十の店先に出る……そんなわけであっちからもこっちからもの注進で...
海野十三 「地球盗難」
...和田氏一族挙兵の由を御注進申し上げました...
太宰治 「右大臣実朝」
...エッベの注進を主として...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...不レ計(はからず)も件の密書を得て御乳人(おんめのと)の許へ注進致候由を被レ仰(おほせらる)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...時の伊達藩廳が江戸へ早打ちをもつて注進したのは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...さだめて早馬を飛ばせて江戸へ注進に及んでいる最中でしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...早刻にここまで注進をしてもらいたいのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜の八時頃にコツコツ戸を叩いて這入(はい)って来た――例のペンが――今日差配人が四度来たという注進だ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...早くも奧へ注進したものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...折(をり)から靴音(くつおと)たれやらが交番(かうばん)への注進(ちうしん)今(いま)ぞしる...
樋口一葉 「たけくらべ」
...代表で新太郎が御注進に来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...)狐となつてやつて来る筈だから決して化されてはならぬといふ注進であつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...江戸への注進には六島少吉(むつしましょうきち)...
森鴎外 「阿部一族」
...ここの本陣へ馳せてきて注進した...
吉川英治 「三国志」
...呉の境まで注進に来たのです...
吉川英治 「三国志」
...……尾州表(びしゅうおもて)への注進の遅かりしために...
吉川英治 「新書太閤記」
...次々に注進された...
吉川英治 「親鸞」
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