...それを注進したという...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...和田氏一族挙兵の由を御注進申し上げました...
太宰治 「右大臣実朝」
...北浦春日明神(かすがみょうじん)の磯より深夜城中に注進あり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...もはやさっきの侍たちの注進によって...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...今日まで注進を怠っていたのは不届きであると云うお咎めは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...こんな工合に種々な方面から注進があり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...注進に駈(か)けて行った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...この注進が伝わりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガラツ八の八五郎の大袈裟(おほげさ)な注進で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラツ八の注進が早かつたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二三の若者は直ぐに青木家に注進した...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...駕籠がようよう一町ばかりいったとき、注進があった...
森鴎外 「阿部一族」
...物見の兵の注進に過(あやま)りなく...
吉川英治 「三国志」
...其方どもがやったら俺もやるぞ」酒蔵役人の注進で...
吉川英治 「三国志」
...腰骨をすこし右へ寄りて射られ終んぬ注進如件(ちゅうしんくだんのごとし)定兼(判)このほか...
吉川英治 「私本太平記」
...……尾州表(びしゅうおもて)への注進の遅かりしために...
吉川英治 「新書太閤記」
...浜松へ注進(ちゅうしん)する惧(おそ)れがある――ということをである...
吉川英治 「新書太閤記」
...忘驚(ぼうきょう)の人々(ひとびと)一相模の大庭景親から出した注進の早馬が...
吉川英治 「源頼朝」
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