...前もって20滴の塩酸を入れておいた他のバイアルに注ぎ込む...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...先ず急須に薬罐(やかん)から熱湯を注ぎ込む...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの時には一秒間に五百万リツトル(二万七千七百二十石)の水が海に注ぎ込むと見積られた...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...水さしの役に立つところは水を注ぎ込むことのできる空所にあって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...注ぎ込むのだつた)不平を並べ初めた...
種田山頭火 「行乞記」
...まさにこのやうな思想を私に注ぎ込むものが存するのではあるまいか...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...大きさや角度や三角函数などの概念を注ぎ込むよりも遥かに早く確実に...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...女に注ぎ込むという風聞を聞かない男だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝負事に注ぎ込むんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一升瓶(いっしょうびん)からドクドクと注ぎ込むので...
中谷宇吉郎 「面白味」
...そういう国力を注ぎ込む的を与えたものは...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...巨額の金を注ぎ込むと...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...有金を全部大寿院に注ぎ込むと...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...鼻の孔へは手桶に一ぱいづつ水を注ぎ込むことが出来るくらゐ! 唇と来たら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あの部屋に棲む悪霊があいつの頭へ死の観念を注ぎ込むにきまっているのだ...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...無暗に注ぎ込む酒は鉛になつて胸に載積するばかりだつた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...幼い頭の中へ注ぎ込むことがいい事であつたか...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...曹達(そうだ)を極く少し入れよく掻廻し別にスープかあるいは牛乳を沸してこの中へ注ぎ込むなり...
村井弦斎 「食道楽」
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