...いろいろ悪事を働いた大泥坊でございますが...
芥川龍之介 「蜘蛛の糸」
...判官は町中を荒し廻った泥坊を驚死させてしまう...
芥川龍之介 「上海游記」
...あの位(くれえ)な大泥坊は...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...大泥坊なんぞはゐ無え方が好い...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...一種の泥坊道徳という様なものがあることを兼ねて聞及んでいたので...
江戸川乱歩 「黒手組」
...ものぐさのおかげで大臣にも富豪にも泥坊(どろぼう)にも乞食(こじき)にもならずにすんだのかもしれない...
寺田寅彦 「柿の種」
...第二には夜の門前が明るくなって泥坊(どろぼう)の徘徊(はいかい)には不便である...
寺田寅彦 「柿の種」
...泥坊(どろばう)を袋叩(ふくろたた)きにして追つ払ひました...
豊島与志雄 「犬の八公」
...昼間隠れていて夕方から巣に出てくる泥坊蜘蛛ばかりである...
豊島与志雄 「蜘蛛」
...妹は泥坊呼ばわりされました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...客が眼を覚まして「泥坊(どろぼう)!」とどなりました...
豊島与志雄 「泥坊」
...もうこれから泥坊なんかはよそうと決心しました...
豊島与志雄 「泥坊」
...私は泥坊です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...我等の主人公がどんなに激昂して、彼等を悪党だの、泥坊だの、旅人を苦しめる追剥ぎだのと罵り、果ては最後の審判の怖ろしさまで引合いに出して脅してみても、いっかな、鍛冶屋たちをへこますことは出来なかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今では泥坊の事のやうに思つてゐますが...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...作者が考へて見るのに泥坊が糞をして其上に盥(たらひ)を伏せて置くといふのは...
森鴎外 「金貨」
...例の泥坊としての義務を思ひ出した...
森鴎外 「金貨」
...「泥坊...
森鴎外 「金貨」
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