...判官は町中を荒し廻った泥坊を驚死させてしまう...
芥川龍之介 「上海游記」
...大泥坊なんぞはゐ無え方が好い...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...鼠かしら、泥坊かしら、又はもう夜明けになつたのかしら?――わたしはどちらかと迷ひながら、怯(お)づ怯づ細眼を明いて見ました...
芥川龍之介 「雛」
...まことに人を莫迦(ばか)にした泥坊の仕打でございまするな...
海野十三 「すり替え怪画」
...「本泥坊でしょう...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...着物を取ったんは泥坊と違うて博奕打(ばくちうち)やいうのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...映画はあひる泥坊(どろぼう)を追っかけるといったようなたわいないものであったが...
寺田寅彦 「映画時代」
...ものぐさのおかげで大臣にも富豪にも泥坊(どろぼう)にも乞食(こじき)にもならずにすんだのかもしれない...
寺田寅彦 「柿の種」
...泥坊(どろばう)なんです...
豊島与志雄 「犬の八公」
...泥坊(どろばう)も何も恐(こは)いことはありません...
豊島与志雄 「犬の八公」
...「泥坊(どろぼう)!」それはただ一瞬の間だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「人に顔を見られるのが嫌だから? こそ/\泥坊さん...
長與善郎 「青銅の基督」
...泥坊以上のさいなんに逢ったというものである...
服部之総 「蓮月焼」
...ちゃんと鬼が火焙りにするわさ!こりゃ泥坊女...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...泥坊なんてまだ一度もしたことはありましねえだと答える...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...泥坊鳩!鳩は、その小さな町には、U塔にしか棲んでゐないはずだつた...
堀辰雄 「羽ばたき」
...泥坊らしくもない...
森鴎外 「金貨」
...これは泥坊になつたからには...
森鴎外 「金貨」
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