...庭の植込みに隠れていたかもしれない泥坊(どろぼう)の詮議(せんぎ)や...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...下は泥坊市(どろぼういち)の手下(てした)までが...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...まことに人を莫迦(ばか)にした泥坊の仕打でございまするな...
海野十三 「すり替え怪画」
...「泥坊めがわしの馬車にくっついているのを見ておりながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...映画はあひる泥坊(どろぼう)を追っかけるといったようなたわいないものであったが...
寺田寅彦 「映画時代」
...ものぐさのおかげで大臣にも富豪にも泥坊(どろぼう)にも乞食(こじき)にもならずにすんだのかもしれない...
寺田寅彦 「柿の種」
...第二には夜の門前が明るくなって泥坊(どろぼう)の徘徊(はいかい)には不便である...
寺田寅彦 「柿の種」
...とてもずるい三人の泥坊(どろばう)が...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...「俺は泥坊だ! 家の者から剥(は)ぎ取る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」鵞鳥を飼えば最上の泥坊よけになるという話を...
豊島与志雄 「自由人」
...ごちそう泥坊(どろぼう)になってしまったのです...
豊島与志雄 「天狗の鼻」
...妹は泥坊呼ばわりされました...
豊島与志雄 「土地に還る」
...自分が泥坊(どろぼう)なんかをやるからこんなことになるのだと考えました...
豊島与志雄 「泥坊」
...泥坊は外から入つたに違げえねえ」「――」「寢ずの番をして居た鳶頭(かしら)の辰藏が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「昨十七日の読売新聞に西京の蓮月尼の宅へ近頃泥坊の這入(はい)った事が書いてありますがこの尼さんの風流好きで歌が上手のうえに...
服部之総 「蓮月焼」
...泥坊なら泥坊とな」「そりゃ分らねえ...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...私はときおり新聞などで泥坊や殺人犯人などが潜伏する場所もきっとこんな夜で...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...泥坊が這入りました...
森鴎外 「金貨」
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