...あの位(くれえ)な大泥坊は...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...大泥坊なんぞはゐ無え方が好い...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...このマントル泥坊め!三人の者が大喧嘩(おおげんか)になる...
芥川龍之介 「三つの宝」
...」「こんな時に泥坊(どろぼう)に遇(あ)うなんぞ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...着物を取ったんは泥坊と違うて博奕打(ばくちうち)やいうのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...泥坊には何でもないものである...
種田山頭火 「旅日記」
...日本では泥坊にでも俳諧があるが...
寺田寅彦 「チューインガム」
...外山調に『火鉢の上に鐵瓶が・落ちて居るとて無斷にて・他人の物を持ち行くは・取りも直さず泥坊ぞ(「取りも直さず」は「即ち」)泥坊元來不正なり・雲を霞と逃ぐるとも・早く繩綯ひ追ひ駈けて・縛せや縛せ犯罪人...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...泥坊(どろばう)を袋叩(ふくろたた)きにして追つ払ひました...
豊島与志雄 「犬の八公」
...「泥坊(どろぼう)!」それはただ一瞬の間だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まるで泥坊をかかえておくようなものです...
豊島与志雄 「変な男」
...私は泥坊です...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「もしお前が逃げだしたら泥坊だとして捕縛してもらうだけだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...泥坊じゃねえか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...泥坊をやったやつさえある...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...今では泥坊の事のやうに思つてゐますが...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...物を取つて泥坊たる面目を保たねばならないといふ一種の義務心に過ぎない...
森鴎外 「金貨」
...…………家(うち)の物(もの)を泥坊するのは良(よ)く無いが...
與謝野寛 「蓬生」
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