...畑を耕す前には、泥土を耕さなければならない...
...台風が来る前に、庭の泥土をすくい落とす...
...泥土を堆肥と混ぜ合わせて、肥沃な土壌を作り上げる...
...工事の際には、泥土を掘り起こす必要がある...
...地盤が弱い場合には、泥土を固める工事が必要になる...
...処々に泥土さへ着きて...
石井研堂 「元日の釣」
...それも何もかも泥土(でいど)にうずめてしまう...
梅崎春生 「桜島」
...依て此石を庚申塚に祭り上に泥土(どろ)を塗(ぬり)て光をかくす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...泥土でよごれたり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...鶏卵をその泥土(でいど)からわく湯気に置くと二...
高浜虚子 「別府温泉」
...その泥土(でいど)でわれわれの土地を肥やしたあとに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...泥土地帯の上に構築されたこの都市は...
豊島与志雄 「秦の出発」
...市はその泥土の鉄面皮に腹を立てて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...泥土熱し逸散する所...
長塚節 「草津行」
...腐蝕土の灰汁と泥土とで...
中谷宇吉郎 「異魚」
...その氷板間の泥土はまだ軟いことが多い...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...泥土の放射能の研究で分っている...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...かなしい囚人かれらは青ざめたしやつぽをかぶりうすぐらい尻尾(しつぽ)の先を曳きずつて歩きまはるそしてみよ そいつの陰鬱なしやべるが泥土(ねばつち)を掘るではないか...
萩原朔太郎 「青猫」
...おん手をして泥土にけがさしむる勿れ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...水槽の底には泥土を入れ...
武者金吉 「地震なまず」
...どこか拙い泥土細工の人形のやうな微笑をそらぞらしく漏らすと...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...河底の泥土ン中から...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...雨と血と泥土(でいど)にまみれながら...
吉川英治 「松のや露八」
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