...畑を耕す前には、泥土を耕さなければならない...
...台風が来る前に、庭の泥土をすくい落とす...
...泥土を堆肥と混ぜ合わせて、肥沃な土壌を作り上げる...
...工事の際には、泥土を掘り起こす必要がある...
...地盤が弱い場合には、泥土を固める工事が必要になる...
...処々に泥土さへ着きて...
石井研堂 「元日の釣」
...草の根のまだ白い泥土(どろつち)の欠目(かけめ)から...
泉鏡花 「海の使者」
...わが手の泥土(つちひぢ)に汚さるるをも厭はず...
薄田泣菫 「独楽園」
...宇比地邇、須比智邇の泥土、砂土たること、云うを要せず...
高木敏雄 「比較神話学」
...つぶれれば圧死する確率のきわめて大きいような泥土(でいど)の家に安住していたわけである...
寺田寅彦 「災難雑考」
...もがけばもがく程泥土の内にずりこんで行く...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...泥土(でいど)で再び風俗を作り出す...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...泥土(でいど)の中にはいり込んでいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは暗夜の洞窟(どうくつ)の中にある泥土の穴だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...太平洋の深海の泥土の中から...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...からだから泥土(どろつち)をおとすために...
新美南吉 「二ひきの蛙」
...(b)プロメテウスが最良の泥土を用い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...泥土の中を曳かれ行けり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あの泥土を素足で踏んで...
夢野久作 「白髪小僧」
...でも、仕方がないと、諦(あきら)めたように、お次が悄々(しおしお)と立ち去ってゆくと、河原にいたお菰の岩公は、泥土の中へ、そろそろと入って行った...
吉川英治 「下頭橋由来」
...泥土去って珠金の質を世に挙げられ給うこと...
吉川英治 「三国志」
...腰の辺まで異臭を持つおはぐろのような泥土の沼に埋められ...
吉川英治 「新書太閤記」
...雨と血と泥土(でいど)にまみれながら...
吉川英治 「松のや露八」
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