...彼等は泥の如くに酔へり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...襤縷片(ぼろきれ)や葫蘿蔔(にんじん)の切端(きれつぱし)などがユラユラした泥(ひどろ)に沈んで...
石川啄木 「赤痢」
...きのふの晝間見た大原野の一部なる幌向原野は、不毛な泥炭地で、見渡す限り茅ばかりの、一面にじめ/\したところだと思つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...小雨の降つてゐる軒下の泥溝に渡した板の上に...
田中貢太郎 「蛾」
...泥炭地の物理的又は地球物理的な研究というものは...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...泥棒のところへ行って聞いていらっしゃい」「いくらするか」「山の芋のねだんまでは知りません」「そんなら十二円五十銭くらいにしておこう」「馬鹿馬鹿しいじゃありませんか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この泥棒狸の手口は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雪駄――新しい泥の着いたのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...決して助けては置かない泥棒だと聞いてゐたので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとかして泥棒を縛つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自動車が泥に空回転(からまわり)して動けなくて困っている...
牧逸馬 「双面獣」
...Dはもう他人の顔も見境ひのつかぬ泥のやうな有様で...
牧野信一 「裸虫抄」
...まるで泥まみれじゃない」「泥まみれになるのが厭か」彼は笑った...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...それに拘泥してゆくそのゆきかたがどういうものか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...泥まみれなのでうっかり眼もあけられず...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...彼はきょろきょろしながら新鮮な空気を吸いに泥溝の岸に拡っている露店の青物市場へ行くのである...
横光利一 「街の底」
...泥棒が出沒してゐた...
吉川英治 「折々の記」
...ちょっと泥がついただけで...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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