...被害者は決して泣き寝入りになってはいけない...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...力及ばずそのまま泣き寝入りになった苦い経験を嘗(な)めたことであるから...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...泣き寝入にしておいてはいかぬ」正造は袴の膝で握り拳をふるわせながら...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こっちでは泣き寝入りのほかはない...
高見順 「いやな感じ」
...ぶつぶつ言いながら泣き寝入りだ...
太宰治 「花吹雪」
...まあ泣き寝入りだな...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...正直な地方農民はそれにおびやかされて泣き寝入りになる例も随分ある...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...すすきの蔭すすきの蔭でねんねこんぼ産んだねんねこんぼお月さんは里にやつたねんねこんぼ可愛いわが児は可愛いお月さんねんねこんぼ見に往つたねんねこんぼ寝てた泣き泣き寝てたねんねこんぼ泣くな里子にや遣らぬすすきの蔭へ今日から帰ろお月さんねんねこんぼ抱いて言つた(註...
野口雨情 「未刊童謡」
...パラオ組は泣き寝入り...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...百姓が泣き寝入りするものと定めていたのだ...
火野葦平 「花と龍」
...泣き寝入りに寝入ってしまうとよくいうけれどさすがに昼の疲れがでてきたのだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...源氏は二条の院へ帰って泣き寝に一日を暮らした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...悲しがって泣き寝をしてしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……蒼天蒼天……吾輩の一生もこのまんま泣き寝入りになるのか...
夢野久作 「爆弾太平記」
...それだからって汗水たらして皆が働いたものを一人の神経の弛みのために尽く水の泡にされてしまってそのまま泣き寝入に黙っているわけにもいかず...
横光利一 「機械」
...ついつい泣き寝入りに終ったというのである...
吉川英治 「私本太平記」
...泣き寝入りをするような...
吉川英治 「松のや露八」
...大人でさえこの手に泣き寝入りを見せられていたのだろう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索