例文・使い方一覧でみる「波打ちぎわ」の意味
スポンサーリンク...倉地は波打ちぎわ近くまで来ても渡れそうもないので遠くからこっちを振り向いて... 
有島武郎 「或る女」
...狂いあばれる波打ちぎわから離れて行く...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...波打ちぎわに集まって何か騒ぎ立てている群衆が見やられるまでになった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...朝から風もなく晴れ渡った午後なぞに波打ちぎわに出て見ると...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...第七夜「波打ちぎわにそって...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...電球をにぎって波打ちぎわの方へ行った...
海野十三 「恐竜島」
...波打ちぎわに子供の築いた砂の城郭のような物ではない...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...波打ちぎわで遊び戯れている間...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...樽野はハーモニカなどが鳴つてゐるパラソルの傍を飛鳥の如く駈け抜けて屹度波打ちぎわで鮮やかなトンボ返りを打つてから波の底にもぐるのが習慣だつた...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...後をも振り向かず一散に波打ちぎわを駆け出した...
牧野信一 「円卓子での話」
...波打ちぎわの地平線をひとつの人かげが横切った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...少年は波打ちぎわに立っている――ひとりで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...再び急がしそうに砂に鼻先をすりつけつつ波打ちぎわへ駆け去った...
宮本百合子 「明るい海浜」
...彼等は愉快に波打ちぎわを進んだ...
宮本百合子 「海浜一日」
...江岸の波打ちぎわが見えた...
吉川英治 「三国志」
...そして波打ちぎわを前に...
吉川英治 「私本太平記」
...波打ちぎわを伝（つた）ッて...
吉川英治 「私本太平記」
...食べながら波打ちぎわを見ると...
吉川英治 「神州天馬侠」
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