例文・使い方一覧でみる「低目」の意味

...此処よりは少許（すこし）低目の... 此処よりは少許低目のの読み方
石川啄木「赤痢」

...此處よりは少し低目の... 此處よりは少し低目のの読み方
石川啄木「赤痢」

...病床（とこ）に就いたの？』と低目に言つて... 病床に就いたの？』と低目に言つての読み方
石川啄木「鳥影」

...どなたか居ませんか」やや低目の声で... どなたか居ませんか」やや低目の声での読み方
海野十三「地獄の使者」

...立ちはだかって花嫁や花婿の鼻の高低目じりの角度を品評した... 立ちはだかって花嫁や花婿の鼻の高低目じりの角度を品評したの読み方
寺田寅彦「LIBER STUDIORUM」

...わざと低目にした電灯の笠へ... わざと低目にした電灯の笠への読み方
夏目漱石「明暗」

...今度は前よりもいくらか低目であり... 今度は前よりもいくらか低目でありの読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「審判」

...すうと低目に飛び過ぎた... すうと低目に飛び過ぎたの読み方
堀辰雄「雉子日記」

...四倍以上に増加したと云ってもそれはおそらく低目な見積りであろう...
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...中背というよりもすこし低目で... 中背というよりもすこし低目での読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「ヴェニスに死す」

...その把手（ハンドル）が少し低目に取付けてある事と... その把手が少し低目に取付けてある事との読み方
夢野久作「白菊」

...野槍の穂先（ほさき）を低目にかまえながら... 野槍の穂先を低目にかまえながらの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...いつもに変らない正成の低目な声が... いつもに変らない正成の低目な声がの読み方
吉川英治「私本太平記」

...低目な声でいいつけている... 低目な声でいいつけているの読み方
吉川英治「私本太平記」

...尊氏の前ではつねに低目であった... 尊氏の前ではつねに低目であったの読み方
吉川英治「私本太平記」

...ズッと低目（ひくめ）なところに見える... ズッと低目なところに見えるの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...黒樫（くろがし）の柄（え）を低目に持ち... 黒樫の柄を低目に持ちの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...武蔵の体は、敵よりも低目に、そして彼の背はまるで渦に見えた... 武蔵の体は、敵よりも低目に、そして彼の背はまるで渦に見えたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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