...この病気は脳波上の異常によって検査で発見されます...
...未だかの長汀波上の蜃気楼台(しんきろうだい)の如(し)からず...
石川啄木 「閑天地」
...一波上るわ、足許(あしもと)へ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...大森林の木魂を驚した響きはやがて入江の波上に鳴り渡り...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...終身大海の波上に立つことあたわざるべし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...突然海面下より大型潜水艦とおぼしき艦艇現われ艦首を波上より高く空に向けたと見たる刹那(せつな)...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...萬里の波上、たゞ一痕の明月を見る...
大町桂月 「房州の一夏」
...舟動(やや)もすれば木葉の如く波上に廻旋して前(すす)まず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...四 那覇の波上宮と護國寺那覇の市中には市役所の高塔が...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...數日の間さながら古い友達の樣に親切にして下さつた西山、眞境名、島袋などの諸君と、振りかざす帽子の影も互に見えなくなり、波上の岬、無線電信の柱も、やがて視界から消え去つてしまつた後、私は臺南丸の船室に這入つて、三十餘年前日清戰爭の直後、亡き父が此の船に乘つて臺灣に往來せられたことを思ひ出して心を破つたと同時に、當年の優秀船が今は琉球通ひに廻はされてゐる運命の變轉を悲しんだ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...前面の波上に潜望鏡の鼻が現われる...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
......
柳田國男 「地名の研究」
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山之口貘 「鮪に鰯」
...鳥は波上に歓びを謳(うた)った...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...三界は波上の紋(もん)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あたかも波上の小舟と小舟の上で斬りむすんでいるようなものである...
吉川英治 「三国志」
...建物も人馬も紛々と波上へ漂い出し...
吉川英治 「三国志」
...波上を狂いまわる油の火龍に...
吉川英治 「三国志」
...いつか波上の身をも忘れていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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