...私(わたし)は生憎(あいにく)この問題に大分(だいぶ)関係のありさうな岩野泡鳴(いはのはうめい)氏の論文なるものを読んでゐません...
芥川龍之介 「イズムと云ふ語の意味次第」
...その間をほとんど純粋に近い藍色(あいいろ)の水が白い泡(あわ)を噴(ふ)いて流れてゆく...
芥川龍之介 「日光小品」
...それが忽ち地上を打つて元の水にかへり萬泡億泡を湧きかへらせてゐる...
今井邦子 「瀧」
...両舷側の泡の吃水線は...
大阪圭吉 「死の快走船」
...現在(いま)残っている泡の線を壊さぬ程度の横揺(ローリング)はあったでしょう...
大阪圭吉 「死の快走船」
...蠅ぐるみ麦酒(ビール)の泡をぐつと一息に飲むだ...
薄田泣菫 「茶話」
...『シャボンの泡がよ』と附け加えた...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...冷灌水浴、発泡膏...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...水の泡になるかもしれぬ...
直木三十五 「南国太平記」
...瞰おろすと波は唯白い泡である...
長塚節 「隣室の客」
...波の音が未来も過古もない荒んだ都会のセメントをザザザと崩す日を思へ!大理石もドームも打破つてトンネルを造れ海へ続くユカイなトンネルを造れ海は波は新しい芝居のやうに泡をたて腰をゆり肩を怒らせ胸を張り真実切ないものを空へぶちまけてゐる...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...瞬間的な義憤に口から泡をとばして元木武夫に喰ってかかった...
本庄陸男 「白い壁」
...月が昇ると共に急に海の黒い脣(くちびる)に泡がただよい走った...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「髪あかきダフウト」
...ぼくの行きつけの泡盛屋で...
山之口貘 「酒友列伝」
...もし処置が後れますと御家老の位置は水泡(すいほう)に帰します」「わしの位置?……わしの位置などがなんだ」「江戸表に於(おい)ては...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...泡つぶのように呼び起して...
吉川英治 「大岡越前」
...明智の存在が泡沫(ほうまつ)のごとく...
吉川英治 「新書太閤記」
...泡沫(ほうまつ)になるか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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