...その光る泡粒とそのパチ/\云ふ音とはもつと強く出はじめました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...例の草色の粘液がじくじくと泡をふいていた...
海野十三 「地球を狙う者」
...泡と水との間には八分の一インチとはない薄い隔壁がのこされていた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...うむと呻(うめ)いて口に泡(あわ)を噴きどうとうしろに倒れてそれお水それお薬...
太宰治 「新釈諸国噺」
...肌の上を溶けて流れて行くシャボンの泡を見つめていた...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...―――」眼の下の岩に砕(くだ)けつつある早瀬(はやせ)の白い泡(あわ)が...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...学界には新学説が宇治川の面の水泡のごとく現われかつ消えている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...泡盛(あわもり)よりは軽い意味に於て...
中里介山 「大菩薩峠」
...その影響以前に於てだけ刹那を考へてゐた泡鳴は...
中原中也 「詩に関する話」
...逞しい双腕に泡立つ浪を逐ひまくし...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...唇の泡を手の甲でこすりながら...
林芙美子 「瀑布」
...そして彼の仕事が水泡に帰するのであらうことを慮つて...
牧野信一 「趣味に関して」
...最初の内は柔い大きな泡がブツブツ立って来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...砂糖大匙一杯とを混ぜて一時間ばかり煮てその次に水に溶いたゼラチンを四枚入れて玉子の白身を泡立てて混ぜてレモン油を滴らして冷やし固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...それは先ず玉子の黄身二つへ小匙一杯の砂糖と大匙八分目のバターとを混ぜてよく煉(ね)っておいて大匙三杯のメリケン粉を極くザット混ぜて中匙一杯の牛乳を加えてそれへ白身二つのよく泡立てたものを加えて衣としてチースを小指位な大きさの四角に切ってその衣へ包んでサラダ油で揚げるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...古くなり過ぎても段々蛋白質が粘着性を失って泡も立たず...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし一番大切なのはこの煉り方で根気好く煉っているとちょうど生麩(なまぶ)のようになって来てブツリブツリと中が泡立ちます...
村井弦斎 「食道楽」
...一条の白い泡つぶを水面へ斜めに描いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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