...弟子たちを相手に行なう常例の晩の法談さえできなかったとのことである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...法談に時を移した...
中里介山 「法然行伝」
...他宗の者から聴かされた智恵が、自宗で習い伝えた義理に立ち越えている」といって随喜感歎甚だしく、法談数刻の後、法然は特に乞うて華厳宗の血脉(けちみゃく)並に華厳宗の書籍などを渡された...
中里介山 「法然行伝」
...同じ年の四月五日に法然が月輪殿に参って数刻法談をして帰る時...
中里介山 「法然行伝」
...法談を聞いていた熊谷の態度に並居る高貴の面々が耳目を驚かせたということがある...
中里介山 「法然行伝」
...どうかすると法談をはじめても...
中里介山 「法然行伝」
...仏家に「法談」という言葉もあって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...以上は予往年大英博物館で読んだ一七一三年ロンドン板ホイストンの『三位一体と化身に関する古文集覧』および一八四五年版コルリーの『ラチマー法談集』より抄し置いたものに...
南方熊楠 「十二支考」
...すべて説教僧が法談の資料に...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...夜分縁先(えんさき)にきて法談を聴聞(ちょうもん)していたが...
柳田国男 「山の人生」
...法談で蓄(た)めた布施(ふせ)を持帰つては...
與謝野寛 「蓬生」
...二十三で住職に成つたが学問よりも法談が太層巧(うま)く...
與謝野寛 「蓬生」
...法談に行くことも...
吉川英治 「私本太平記」
...そのうちに月輸殿は、改まった面持ちで、「実は、今日のご法談を、よそながらうかがっておりましたが、とりわけ、今日はなにやら身に沁みる心地がいたしました...
吉川英治 「親鸞」
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