...法螺貝を使って海の音を聞いてみよう...
...法螺貝を見つけたら私にも見せてね...
...法螺貝の形は独特で美しい...
...法螺貝は貝の一種で、あまり食べられない...
...法螺貝を集めてコレクションを作っている人がいます...
...あの喇叭(らっぱ)に似ているのもやはり法螺貝(ほらがい)と云うのであろうか? この砂の中に隠れているのは浅蜊(あさり)と云う貝に違いない...
芥川龍之介 「少年」
...夏になると家に居る子供を妙にそそのかす法螺貝の音が時々響いて来る...
安倍能成 「初旅の残像」
...その法螺貝は今でも古い玩具箱のなかにちやんと総がつけてしまつてある...
中勘助 「銀の匙」
...ヴェランダから法螺貝(ブウ)が響く...
中島敦 「光と風と夢」
...天主閣のうえで、ボオオウと、法螺貝のような、太い汽笛を鳴らしながら、船は、水先案内(パイロット)の小蒸気(ボート)に誘導されて、三番ブイに近づいた...
火野葦平 「花と龍」
...法螺貝(ビシズンガル)...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...間もなく街道の坂下の方角から物々しい法螺貝の音が響いたかと思ふと...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...法螺貝の音ほどの高低があるばかりさ...
牧野信一 「冬の風鈴」
...五分間の間に一度出番のあるかなしの法螺貝係りでさへ...
牧野信一 「円卓子での話」
...法螺貝(ほらがひ)だかけ足(あし)はや足(あし)エツサツサほら鳴(な)る...
槇本楠郎 「赤い旗」
...路次いくつか隔てた遠方の町行く法印の法螺貝の音は炬燵にひとり魯文の『花ごろも狐の草紙』...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...もっと遠くで法螺貝の響らしい音もしている...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...明治の初年に法螺貝が昇天したという崖崩れの跡も...
山本笑月 「明治世相百話」
...小脇に抱いた法螺貝(ほらがい)を訶和郎の眉間(みけん)に投げつけた...
横光利一 「日輪」
...陰々と法螺貝(ほらがい)の音が尾をひいて長く鳴った...
吉川英治 「三国志」
...ここでもたえず法螺貝をもってそれに答えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...法螺貝(ほらがい)や寺の鐘や...
吉川英治 「宮本武蔵」
...山伏みたいに大きな法螺貝(ほらがい)を吹き鳴らすのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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