...義雄は渠に對してその法螺吹きの本性を暗に暴露してやる考へで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...実は法螺吹きなんだ...
太宰治 「新ハムレット」
...新聞ほどの法螺吹きはあるまい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...しかし自分がわるくないのにこっちから身を引くのは法螺吹きの新聞屋をますます増長させる訳だから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...法螺吹きもしようがないから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人 姉妹旅人法螺吹きの泥棒少年所 森の近くの一軒家...
新美南吉 「ラムプの夜」
...妹 法螺吹きね...
新美南吉 「ラムプの夜」
...姉 かなしき旅の法螺吹きよ...
新美南吉 「ラムプの夜」
...「そんな災難が貴女に降りかかることはなかったのに! 私が貴女の周りにこんな法螺吹き女が近づかないように...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...勉助と同じやうに大法螺吹きで体裁屋の妹は...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...ああ云へば斯う云ふといふ彼奴は法螺吹きなのよ...
牧野信一 「小川の流れ」
...法螺吹きであらうと...
牧野信一 「鏡地獄」
...また法螺吹きの像ではなかつたことは幸せだつた...
牧野信一 「疑惑の城」
...大した法螺吹きになつたのね...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...俺は何といふ愚劣な法螺吹きであらう...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...俺は法螺吹きだと云つてゐるんだから...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...大法螺吹きと嘲られもした...
武者金吉 「地震なまず」
...ついで普伝の法螺吹き・インチキ師としての性格や所行を数え上げ...
和辻哲郎 「鎖国」
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