...さうして夢殿の祕佛や三月堂の諸佛や法隆寺金堂の壁畫や法華寺の彌陀三尊圖等に云ひ難き親愛と畏敬とを感ずる點に於いても...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...繪島の葬られた寺は蓮華寺といふ法華寺で...
今井邦子 「伊那紀行」
...枚方道を法華寺の邊りで振り返つて見た東大寺の眺めは...
薄田泣菫 「喜光寺」
...『金剛山の歌』は大阪谷町のさる法華寺に住んでゐる頃...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...予ハ五子ノタメニ自動車ヲ一日買イ切リニサセ、途中宇治ノ平等院ヲ見テ奈良ニ行キ、東大寺、新薬師寺、西ノ京ノ法華寺、薬師寺グライハ見落サナイヨウニセヨ、日帰リスルニハ日程ガ少シ無理ダカラ、強行軍ニナルケレドモ、いづうノ鱧(はも)ノ鮨デモ持ッテ朝早ク立チ、午マデニ東大寺見物ヲ終エテ大佛前ノ掛茶屋デ弁当ヲ使イ、ソレカラ新薬師寺、法華寺、薬師寺等ヲ見テ廻ル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...法華寺(ほっけでら)というので兵糧(ひょうろう)を使っているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただいま身を忍ばしていたのは法華寺だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...漸(や)っと法華寺村(ほっけじむら)に著(つ)いた...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...播州の法華寺に習(まな)び...
吉川英治 「私本太平記」
...法華寺界隈(かいわい)...
吉川英治 「私本太平記」
...奈良の中宮寺と法華寺へまわった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...十二法華寺より古京を望む――法華寺十一面観音――光明后と彫刻家問答師――彫刻家の地位――光明后の面影湯殿の前の庭に立って東の方をながめると...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法華寺の本尊十一面観音は二尺何寸かのあまり大きくない木彫である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...法華寺村を離れると道は昔の宮城のなかにはいる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...十八博物館特別展覧――法華寺弥陀三尊――中尊と左右の相違――光明后枕仏説次の日はまた博物館から始めた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...有名な法華寺弥陀三尊の中尊としてこの画を見なおしにかかった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...天平時代の阿弥陀崇拝の中心は法華寺と光明后とであった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...村重の指図によって法華寺に宿った...
和辻哲郎 「鎖国」
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