...式典に出席するために法服を着る...
...法服の準備はできましたか?...
...式典には法服で参加することになっている...
...法務省の役人は法服を着用しなければならない...
...僧侶が法服を着て法要を行った...
...ドミニク派の僧侶じみた白い法服を着用してゐる...
芥川龍之介 「着物」
...身には法服(あびと)の裾長きを着て...
芥川龍之介 「るしへる」
...このおだやかな遊惰の日に法服をきた昔の知り人のやうにやつてきた...
大手拓次 「藍色の蟇」
...この会堂は、半ば宮殿であり半ば僧院でもある大ビルディングの中央に設けてあって、そしてそこに、法服といい、動作といい、奇妙な合唱といい、これまたすこぶるオペラ的なる一群の僧侶が、王の覗いている窓のすぐ下の祭壇にかしずきながら、聖なる勤行に余念もないのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この法服の男と顔を合わせると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...国家至上の道理、宣誓、政略、人間の裁判、職務上の清廉、地位の威厳、絶対に清い法服、などが装ういかめしい様子を、地上において絶えず見続けてきた後、下水道にはいってそれらのものにふさわしい汚泥(おでい)を見るのは、いささか心を慰むるに足ることである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僧達の法服が破れてみにくかったから弟子の法蓮房に京都の檀那へ云い遣わして装束を十五具整えて施された...
中里介山 「法然行伝」
...「道尊坊だ」変哲な法服と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「道尊坊だ」變哲(へんてつ)な法服と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...総髪に一種異様な法服を着け...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは法服姿の一人の男を描いていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...且つその体裁は極めて法服に似寄っておった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...定めて「法服を為るの弊一に此に至るか」と言うて笑われたことであろう...
穂積陳重 「法窓夜話」
...法服に召し替えられる時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御僧形ではあるが艶(えん)なところがなお残ってなつかしいお姿にたいそうな御法服などは召さずに墨染め衣の簡単なのを御身にお着けあそばされたのがことに感じよくお美しいのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女王(にょおう)たちはただ僧たちへ出す法服のこと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...白金襴(しろきんらん)の袈裟(けさ)や少僧都の法服をすでに脱いでいるのである...
吉川英治 「親鸞」
...法服をつけて公式に謁見した...
和辻哲郎 「鎖国」
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