...法外に大きなのがあった...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...わたしが法外に自慢するように思えるとしたら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どうして彼は彼等に会ったのをあんなに法外に悦んだのか...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...――たとい偽印の事はありとも――法外に怒れるを怪しみて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その着物の――羽織と着物との――法外に綿をつめ込んだらしい厚ぼったい感じと...
豊島与志雄 「香奠」
...法外に大きい黒い眼や...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...深さ三尺五寸もあろうという法外に大きな賽銭箱(さいせんばこ)があります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...深さ三尺五寸もあらうと言ふ法外に大きな賽錢箱(さいせんばこ)があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お松の部屋の押入が法外にかき廻してあつたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...戸閉りだけは法外に嚴重を極めます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法外に小さいのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法外に小さい足跡だらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...毎年数千の馬をこの国へ輸入し法外に贏(もう)ける...
南方熊楠 「十二支考」
...戦争中の日本政府のとりしまりは法外に苛酷非条理であったから...
宮本百合子 「あとがき(『作家と作品』)」
...もろもろの外国の獣との・特に体の法外に大きな獅子との・格闘会が催されたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...法外に乏しかったのである...
柳田国男 「海上の道」
...彼らの悪事は法外に荒いために...
柳田国男 「山の人生」
...これと同時に吉野山中のでき事が法外に詳しいのも...
柳田国男 「雪国の春」
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