...法外に大きなのがあった...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...ただもう法外に高い給金目当ての...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...わたしが法外に自慢するように思えるとしたら...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...しかるに論者は法外にもこれを顛倒せんと欲するか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...食事の時テオドルから法外にいじめられると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...代助は時々尋常な外界から法外に痛烈な刺激を受ける...
夏目漱石 「それから」
...法外に尊重されて居りましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...深さ三尺五寸もあろうという法外に大きな賽銭箱(さいせんばこ)があります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...深さ三尺五寸もあらうと言ふ法外に大きな賽錢箱(さいせんばこ)があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法外に腰の低いのが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法外に小さい足跡だらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たとえば貿易帆船ほどに勤めが法外にむずかしいわけでないこの船で...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...この法外にだらだらと長い奇妙なお城は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...死亡率は法外に大である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...毎年数千の馬をこの国へ輸入し法外に贏(もう)ける...
南方熊楠 「十二支考」
...戦争中の日本政府のとりしまりは法外に苛酷非条理であったから...
宮本百合子 「あとがき(『作家と作品』)」
...法外に乏しかったのである...
柳田国男 「海上の道」
...法外に突進していたのである...
柳田国男 「海上の道」
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