...まるで法外な好奇心がわきおこって...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...彼の法外な放逸の費用を得るために...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...おそらく彼女としては非常に法外な...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...法外なことを言っては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「知識を鼻にかけてる人々の厚顔さや法外な不遜(ふそん)さ」にたいする...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...衣服の法外な贅沢さに引換えて...
中島敦 「環礁」
...この法外な自惚(うぬぼれ)男をさげすむように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは法外なやりかたであなたに拒絶されてしまいました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...だしぬけにとてつもない法外な値段を吹っかける気まぐれな癖があるので...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...この計り出しの法外なる者は世間に法外なる妨げをなしてもとより悪(にく)むべきなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これは院外(よそ)の人達が用ゐるやうに三十円も五十円もする法外なものではなく...
北條民雄 「癩院記録」
...これは法外な金額と考えていいのだった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...中にはすぐ法外な値段で売り切れる店があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...1)Id. vol. iii. c. xi. p. 306.2)Id. p. 292.戦争から生ずる人口に対する妨げは法外なものであるように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...物の値段も法外なものに違いないが...
山本周五郎 「さぶ」
...法外な英雄崇拝の思想もまた自我の退嬰萎縮(たいえいいしゅく)として峻拒(しゅんきょ)されねばならないことだと思います...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...すべての法外な利潤はその性質上短期間でしかないが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...卵が法外な値になろうと...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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